すゑひろがりずM-1特需で仕事5倍!サンスポバイト南條、売れたでござる

すゑひろがりずM-1特需で仕事5倍!サンスポバイト南條、売れたでござる

 若手漫才師日本一決定戦「M-1グランプリ」で8位に入ったお笑いコンビ、すゑひろがりずが“M-1効果”で仕事のオファーが昨年の年末年始の5倍に増えたことが26日、分かった。大晦日から元日にかけてテレビや劇場に立て続けに出演。サンケイスポーツ編集局運動部でアルバイトをするツッコミ担当の南條庄助(37)は「(バイト業務の)箱根駅伝のスクラップが大変なときに!」とうれしい悲鳴を上げた。

 初の決勝進出となったM-1で惜しくも優勝を逃し、末広がりの8位で大舞台を終えたすゑひろがりずが“M-1効果”でブレーク間近だ。

 決勝では人気菓子「ハッピーターン」を「寿返し」と表現したり、口調もセリフも古典芸能風の唯一無二の漫才が話題に。ツッコミ担当の南條は「漫才で商品名を使った企業がネタにしてくれたり、こんなに影響力あんねや」と驚がく。

 東京・渋谷や下北沢で何人からも声をかけられたというボケ担当の三島達矢(37)が「クリスマスケーキを買いに行って初めて顔を差されました」と明かすと、南條は「西洋のイベントすんねや!」とツッコんだ。

 仕事は昨年の年末年始の5倍。大みそかはテレビ東京系「売れっ子が推す!今年くる芸人 お笑い推して参る!」(深夜2・20)、元日は日本テレビ系「笑神様は突然に…2020元日SP」(前9・30)に出演し、埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場での公演でもトップバッターを務める。

 サンスポ編集局でバイトをする南條は「こんな格好をしていて、数年前は正月三が日に(お笑いの)仕事がなかったこともあった。正月は箱根駅伝やサッカーの紙面スクラップがえらいことになるのに」とうれしい悲鳴。バイト卒業も視野に入るが、「お世話になっているサンスポさんに籍を置いておきます」とした。

 この日は、東京・新宿のルミネtheよしもとで行われた「2020ルミネtheよしもと新春キャンペーン」の発表会に出席し、狂言師、和泉元彌(45)のものまねをするチョコレートプラネットの長田庄平(39)と共演。南條は同期でもある長田をキャラ被りで「懸念材料」と“ライバル視”。長田から元彌口調で「よ~っ」と“狂言バトル”を吹っ掛けられると「これはおもしろい。いざ勝負」と応戦し、笑いを誘った。

 昭和・平成の袴芸人、“海老一染之助・染太郎”に負けず、新春から日本にめでたいネタをふりまく。