『ゼロワン』高橋文哉、『ジオウ』チームに貫禄感じる 奥野壮は同時変身秘話「2人が僕に合わせて…」

引用元:オリコン
『ゼロワン』高橋文哉、『ジオウ』チームに貫禄感じる 奥野壮は同時変身秘話「2人が僕に合わせて…」

 俳優の高橋文哉、奥野壮が16日、都内で行われた『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダーゼロワン』の新作映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(21日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。

【写真】肩を組み笑顔でお手振り…仲の良さを見せた奥野壮、押田岳、高橋文哉

 今週末から、いよいよ『ゼロワン』として初の映画が公開となる。仮面ライダーゼロワン/飛電或人役の高橋は「ワクワクしている気持ちでいっぱいです」と話し、仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役の奥野は「文哉くんと(鶴嶋)乃愛ちゃんぐらいしか共演はなかったんですけど、現場に向き合う姿が真摯で誠実。お芝居が好きなんだろうな、見守らせてもらった」と振り返っていた。

 そして高橋は「仮面ライダーを1年間やられていた貫禄を感じた。1年後に僕たちが『ジオウ』チームの方のような雰囲気を出せるような可能性がある。僕らはスタート地点に立たせてもらっているんだと実感できた」と共演の感想を口にする。

 エピソードを求められると奥野は「アレ、言ったほうがいいんじゃない? ご飯、連れて行ったもらったヤツ」と高橋にささやき。苦笑いしながらも高橋は「奥野さんに、ご飯に誘っていただいた。しかも、わざわざ僕のメイクを落とすのを待ってもらった。お芝居からプライベートのお話から、いろいろさせてもらった」と感謝すると奥野は「しっかり先輩風を吹かせました」と照れたように語っていた。

 また、高橋は仮面ライダージオウ、仮面ライダーゲイツ、仮面ライダーウォズの同時変身シーンについて驚いたそう。「こんな1発で揃うもんなんだなって感じました。打ち合わせなく、『変身』の声が揃ったときは鳥肌が立ちました」と目を丸くすると、奥野は「僕以外の2人が僕に合わせてくれるので。なんとも言えないです(笑)。安心して、いつも変身してます」と、らしい笑顔で裏話を明かした。

 主演というプレッシャーも感じたという。台本を読み、高橋は「僕が頑張らなきゃいけないなと思っていた」と回想し「或人がテレビシリーズでは見られないような感情をあらわにしている。誰かの胸ぐらをつかみに行ったりするシーンもある。なんで或人が、そうなってしまうのか、自分で追い込んでしまうのかを考えていただけたら、より楽しんでいただけると思う」と見どころを語る。

 一方、奥野は「僕ら演者からしても『どうやって撮っているんだろう』という鳥肌が立つ変態カメラワーク。登場人物で言えば、或人と父・其雄の掛け合いのシーンはいいものができていると思う。監督と何度も相談して、お芝居を頑張っている姿も見ていたので、そこを注目してほしい」と後輩を立てていた。

 舞台あいさつには『ゼロワン』チームから岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、『ジオウ』チームから押田岳、大幡しえり、劇場版ゲストの和田聰宏、生駒里奈も参加した。

 本作で描かれるのは、タイムジャッカー・フィーニス(生駒里奈)によって歴史改変され、人間たちがヒューマギアたちによって支配されているという仮面ライダーゼロワンの世界。さらに、アナザーゼロワンの登場により仮面ライダーゼロワンの力を失ってしまった飛電或人(高橋文哉)は、仮面ライダージオウの常磐ソウゴ(奥野壮)と共に“すべてが始まった日”の12年前にタイムトラベルし、事件の真相に迫っていく。

 歴代平成仮面ライダーの力を駆使し、過去・現在・未来と時間移動を繰り返し、先の読めないストーリーで話題を呼んだ『仮面ライダージオウ』と、現在、テレビ朝日系で放送中の『仮面ライダーゼロワン』(毎週日曜 前9:00)、2つの世界が交差。ゼロワン誕生の物語と、ジオウが選ぶ本当の終幕が描かれる。「