張本勲氏 高校野球「1週間500球以内」に「マイナスもプラスも…投手は高校の時、一番鍛えないと」

 野球評論家の張本勲氏(79)が1日、TBS「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。日本高野連が、来春の第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)を含む春季大会から「1人の投球総数を1週間500球以内」とする投球数制限の実施を決めたことに言及した。

 日本高野連と都道府県高野連が主催する公式戦が対象で、500球となる打者の完了まで投球は可能。降雨などノーゲーム、再試合となった試合の投球数も制限にカウントする。

 張本氏は「難しいね、賛否両論ね」としつつ、「こういうことやるとね、先発完投、完封という選手、投手が出なくなるわね。こんなことよりも日程を開けたらいいんですよ。費用の問題になるからね、主催者側は嫌がるだろうけどね。日程開ければ500球以上伸びたって平気なんだから」と持論を展開。今回の球数制限で「3イニングずつ投げるっていうのが多くなるか分からない。投手が足りないから野手が投手になるかも分からない」とし、その上で「マイナスもあるけどプラスもあるわね、壊れないような。楽と厳しくは違うからね。もう少し鍛えるような、特に投手は高校の時、一番鍛えないといけない。そういうことを乗り超えて大投手になった選手は何百とおるからね」と話した。