まえだまえだ弟・旺志郎が舞台初主演　今春慶大に進学、クラスメートから刺激

　兄弟漫才コンビ「まえだまえだ」の弟で俳優の前田旺志郎（19）が、来年1月10～19日にKAAT神奈川芸術劇場で上演される「NIPPON・CHA！CHA！CHA！」で舞台初主演する。今春、慶大に進学。イケメンに成長したと話題で映画、テレビ、舞台に引っ張りだこ。ダンス部分と演劇部分の2部構成で上演される今作で新境地を切り開く。

　マラソンで五輪を目指す若者の孤独と挫折を描く物語。旺志郎はキャスト最年少で初座長の大役となるが「主演らしいことは何もしてない。みんなでいいものをつくることができれば」と気負いはない。体幹や筋力が必要なコンテンポラリーダンスに挑戦するため毎日の稽古に加えて筋トレや柔軟にも取り組んでいる。

　プライベートでは大学生活を満喫中。「クラスメートに起業してる人が多くて半分くらいが社長。明確な目標がある人ばかりで刺激をもらってます」。舞台終了直後の来年1月末にはテストが控える。勉強時間不足が心配されるが「何とかなるはず」と頼もしかった。

　◆前田旺志郎（まえだ・おうしろう）2000年（平12）12月7日生まれ、大阪府出身の19歳。小1だった07年、2学年上の兄航基（21）とお笑いコンビ「まえだまえだ」を結成。同年のM―1グランプリで準決勝進出。担当はボケ。最近は俳優業に専念。特技はバスケットボール、水泳の平泳ぎ。