“C-3PO”アンソニー・ダニエルズと「スター・ウォーズ」全9作を振り返る

引用元:オリコン
“C-3PO”アンソニー・ダニエルズと「スター・ウォーズ」全9作を振り返る

 1977年にジョージ・ルーカス監督による『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が全米で公開されてから42年。永きにわたり紡がれてきたスカイウォーカー家の物語を描く完結編、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が20日から全国の劇場で公開中だ。

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 オリジナル三部作、新三部作、そして最後の三部作と出そろった中で、ただ一人、そのすべてに出演しているのが、C-3POの“中の人”アンソニー・ダニエルズ。今月11日・12日の来日キャンペーン中に行ったORICON NEWSの単独インタビューで、1作目から最後の『スカイウォーカーの夜明け』までをざっくり振り返ってもらった。

■オリジナル三部作でC-3POは“みんなのお友達に”

『エピソード4/新たなる希望』(1977年/ジョージ・ルーカス監督)
『エピソード5/帝国の逆襲』(1980年/アーヴィン・カーシュナー監督)
『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年/リチャード・マーカンド監督)

――『エピソード4』は、特徴的なオープニングロールの後、宇宙空間で「タンティヴIV」(レイア姫が乗っている)が、「インペリアル・スター・デストロイヤー」(ダース・ベイダーが乗っている)の追撃を受ける中、最初に登場したキャラクターがC-3POとR2-D2でした。

【アンソニー・ダニエルズ】撮影しながら、正直、何が起きているのかさっぱりわからなくて、当時は相当クレージーな気分だったと思う。それに、R2-D2の音声は後からつけることになって、撮影時は無音だったんです。そういう相手と会話している芝居をするのは難しかった。ひとり言を言ってるのと変わらないわけだから。これでいいのか?と思っていたよ。

――『新たなる希望』の公開当時、C-3POをあなたが演じていることはほとんど知られていなかったそうですね。

【アンソニー】私は秘密の存在だったんです(笑)。続編の製作が決まって、2作目の『エピソード5/帝国の逆襲』の公開時は、オープンにしていたと思いますが、「まさか、中に人が入っていたとは思わなかった」と言われるのが、うれしかった。ロボットだと思ってくれていたというのは、それだけ僕の演技がよかったということですからね(笑)。

――『エピソード5』では、何者かによって撃たれ、バラバラにされ、焼却炉で燃やされそうになりました。

【アンソニー】C-3POの受難に同情してくれたファンも多かったし、チューバッカが修理してくれたんだけど、頭が逆向きでおもしろいシーンになったね。おもちゃみたいで親近感が湧いたんじゃないかな。そもそもC-3POは人間型でおしゃべりもできるので感情移入しやすいキャラクターだったと思う。C-3POのことを友達みたいに思っているファンがたくさんいる。日本の皆さんもそうじゃない? (12月11日開催のレッドカーペットイベントで)C-3POのコスプレをしている人がたくさんいて、とてもうれしかった。一人ひとりにあいさつしたかった。

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