今期もダントツ「ドクターX」米倉涼子も“自腹”打ち上げ豪華景品の数々

今期もダントツ「ドクターX」米倉涼子も“自腹”打ち上げ豪華景品の数々

 人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第6シーズンが19日に最終回を迎えた。撮影をすべて終え、スタッフから花束を渡された主演の米倉涼子(44)は淡々とした様子だったという。

 2012年10月から始まった「ドクターX」は初めて苦戦した。シーズン1は平均視聴率19.1%を記録。シーズン2以降はさらに上昇し、シーズン5まで20%台をキープしてきた。ところが、今期は平均で18.3%とその勢いに陰りが見え始めた。この変化については視聴者から「大いなるマンネリ」「ストーリーの限界」といった指摘もあるから、細かい分析と反省は今後の作業になるのだろう。

 とはいえ、この数字は10月のドラマの中でダントツのトップ。目下、制作スタッフと共演者が期待に胸を膨らませているのがクランクアップ後に行なわれる打ち上げパーティーだという。「ドクターX」の打ち上げは高視聴率番組とあって非常に景気がいいことで知られており、若いスタッフの中には、この打ち上げパーティーを目的にクルー入りを希望した強者もいるといわれるほど。

■自腹で100万円

 最大の目玉はビンゴ大会といわれており、景品は基本的にテレ朝の持ち出し。さらに主演の米倉がスタッフと共演者に感謝の気持ちを込めて「寸志」を配ることで知られている。週刊誌などは米倉を「差し入れの女王」と表現するが、テレビ関係者の間では「打ち上げの女王」と呼ばれている。

 象徴的だったのは昨年12月に行なわれた連続ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)の打ち上げだろう。「女性自身」(2018年12月25号)によれば、ビンゴ大会の景品として商品券25万円分を2セット提供し、さらに50万円ほどかけてスタッフジャンパー120万円を贈呈したそうだ。自腹で100万円を使ったことになる。

「米倉さんはテレビで見る通りの“男前”な女優さんです。酒豪としても知られ、酔い回ると姉御肌になっていき、若いスタッフを捕まえてお小遣いをポン!とくれることもあるそうです」(テレビ関係者)

 筆者は実際に六本木で行なわれた「ドクターX」の打ち上げを取材したことがある。小雨が降る中、会場から運び出された最新のロードバイクやゴルフセットなどの豪華賞品の数々に、道行く人たちから羨望交じりの溜息が漏れていた。パーティー終了後に会場から抱えきれないほどの荷物を抱えて現れた共演者の岸部一徳や内田有紀、西田敏行らの満面の笑顔も印象的だった。

 しかし、今期の「ドクターX」がシリーズ史上最低の視聴率を記録しただけに、果たしてテレ朝と米倉はこれまで通りの“太っ腹”を続けることができるのか。スタッフや共演者たちの反応を含めて、今年の打ち上げは例年以上に注目が集まっている。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)