GACKT、知られざるマレーシア生活を初告白

GACKT、知られざるマレーシア生活を初告白

 ソロデビュー20年を迎えたロック歌手、GACKT(46)が18日夜、初めてスポーツ紙の取材に応じ、20周年ツアーの意気込みとマレーシア生活を明かした。

 女優、二階堂ふみ(25)とのW主演映画「翔んで埼玉」でコミカルな役を真剣に演じ、映画賞を受賞するなど、俳優としても評価された。「くだらない内容をシリアスに演じたけど、それが本当に面白いのか、そのときは分からなかった」と振り返り、「20周年ツアーは思いっきり笑えるようなステージを本気でやることを思いついた」とニヤリ。ツアータイトルは「GACKT無駄使い始めました」。

 来年1月11日から約2カ月かけて8都市20公演をこなす。「若い頃はカッコつけたいじゃないですか。年を取って、その反対を行く、こんなGACKTを今まで見たことがないファニー(滑稽さ)を追求してやろうと。ダンサーもプレーヤー(演奏者)も大量投入して、真面目にパロディーをやります。そうとう人件費をかけていますね。ただ、裸にはなりませんよ」と笑わせた。

 ライブリハーサルは、来年移住8年目になるマレーシアと日本で行っている。首都クアラルンプールの高級住宅街で1700平方メートルもの敷地面積を持つ豪邸で暮らしているが、「優雅なセレブ生活ではありません」と言って1日のルーティンを紹介。

 起床後、まず午前10時から2時間ティータイム。3時間トレーニングを積んだ後、1時間のティータイムをはさみ、2時間語学勉強をした後、また1時間のティータイム。その後、2時間仕事をこなしてから食事を取り、仲間とポーカーをしたり飲みながら仕事の話をすると告白した。

 「最近テレビは一切見ないし、スマホも禁止。便利なものが多すぎて、自分で想像しなくなるから。みんな携帯に縛られているでしょう。ググらない(グーグル検索しない)ようにしています」と知られざるマレーシア生活を初告白した。

 来年元日放送のテレビ朝日系正月特番「芸能人格付けチェック!」(水曜後5・0)に今回も出演する。どちらが本物の高級ワインか、などの問題を当てて一流芸能人かどうかを見極めるクイズを現在52連勝中だが、「年2回テストされているようでストレスでしかない」とぽつり。

 「ワインとか、ちゃんと勉強をしていますよ。苦手な盆栽も、盆栽協会から頼んでもいないのに資料が僕のところに届くんですよ。そこまでされたら勉強するしかないじゃないですか」と、決してまぐれやセンスで当ててきたのではなく、勉強や研究のたまものであることを強調した。

 スポーツ紙記者の印象を聞くと、「もしクスリをやったら追っかけてくるんだろうな。決して、やってないですけどね」と笑わせ、話題はスポーツ競技に。「これまで興味がなかったラグビーのW杯を見て、ルールを教えてもらいながら楽しむことを、この年になって初めて知りました」と感激したという。

 続けて「来年は東京五輪。スポーツには競技場でしか味わえない一体感とエネルギーがある。テレビやネットからは伝わらない、そこにしかない感動を会場で共有すると、頑張ろうと思える」と持論を展開し、「僕のライブも常にそうなんです!」と力を込めた。