[ALEXANDROS]18祭、18歳・森七菜がナレーション「映像の熱量が高すぎ」

引用元:オリコン
[ALEXANDROS]18祭、18歳・森七菜がナレーション「映像の熱量が高すぎ」

 ロックバンド[ALEXANDROS]が全国18歳世代(17~19歳)1000人と一緒に1回限りのステージを作り上げるNHK総合『[ALEXANDROS]18祭(フェス)』(21日放送 後10:35~11:50)のナレーションを、大ヒットアニメ映画『天気の子』でヒロインに抜てきされた18歳の女優、森七菜が担当することが明らかになった。

【写真】[ALEXANDROS]×森七菜の対談ショット

 森は同じ18歳世代の1000人が抱える悩みや不安、未来への夢、希望など、一つ一つの想いに共感しながら、ナレーションを収録。[ALEXANDROS]の川上洋平(Vo/G)、磯部寛之(B)、白井眞輝(G)との特別対談も実現した。

 森はナレーションに起用されたときに「最初は不安に思いました。『18祭』の熱量がすごいことはわかっていたし、会場の空気を、画面を通して感じながら言葉にすることが私にはできるのかな?って」と本音を漏らしつつ、「実際、思っていた以上に映像の熱量が高すぎて、『ナレーションなので、淡々とお願いします』と言われているのに、どうしも気持ちが入りすぎて、言葉のテンポが速くなってしまって…。それを抑制しながら話すのがすごく難しかったです。でも、ものすごく楽しかったです。本当に、いろんなことを考えたし、感じました」と刺激を受けた様子。

 [ALEXANDROS]のメンバーは18歳世代との共演を振り返り、磯部は「何千人、何万人のお客さんが僕らの曲を大合唱している光景はライブでも経験したことがあるはずなのに、今回は普段のライブとは感覚が違って。本当に、18歳のみんなが僕らと同じ曲を背負って、一緒に演奏していた。その1000人の声の圧がすごかったです。思い返せば、洋平と出会ったのも18歳の頃だし、自分も18歳の頃はいろいろあったよなぁとも思って。人生の岐路に立つ年齢だと思うんですけど、今のその世代と一緒にパフォーマンスを作り上げることは、すごくワクワクすることでした」と楽しんだ。

 白井は「いつの時代も、時代をけん引するのはティーンのカルチャーですからね。僕自身、今の10代の人たちがどういう気持ちで今の技術やテクノロジーに触れながら生きているのか、想像してはみるものの、わからないことも多くて。今回、こちらからは『自分なりのかっこいいを見せてください』というお題を投げかけたんですけど、18歳の皆さんが送ってくれた動画を見ていると、僕らが18歳の頃とは感覚が違う部分もあったけど、それと同じくらい、自分が18歳だった頃と変わらないものもあるんだなと思いました」と実感を語った。

 川上は「僕は18歳の頃に『音楽で飯を食っていく』と決めたけど、その頃からやりたいことも気持ちも、ずっと変わっていないんですよ。もちろん、大人になると変に賢くなってしまう部分もあるけど、曲を作ることは、自分からそういう余計なものを剥がしていく作業でもある。だから、決して目線を下げなくても、自然と18歳の皆さんとリンクできたのかもしれないですね」と手応えをにじませた。

 番組では、[ALEXANDROS]と18歳世代1000人が共演した「0.5」「Philosophy」の模様や、本番に向かうまでの18歳世代に密着。[ALEXANDROS]の制作現場、メンバー自身が語る18歳当時の話、このイベントにかける想いも余すところなく伝える。

 また、来年1月13日(後9:00~11:26)には、BS4Kでの放送も決定。本番後、1000人のためだけに演奏された「starrrrrrr」「Forever Young」の2曲を加えてオンエアされる。