木下ほうか、“理想の上司”役も「信じてもらえない」と危惧

引用元:オリコン
木下ほうか、“理想の上司”役も「信じてもらえない」と危惧

 嫌われ上司役が似合いすぎる俳優・木下ほうかが、1月期のフジテレビ系新ドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(9日スタート、毎週木曜 後10:00~10:54※初回15分拡大)でイメージチェンジを狙うも、内心、心配が尽きないようだ。

 同ドラマは、日本のテレビドラマとして初めて腫瘍内科を舞台に、リアルながん治療の現状を取り扱う新しい医療ドラマ。その第1話先行試写会が6日、都内の劇場で行われ、主演の松下奈緒、木村佳乃らとともに登壇した木下は、主人公・恩田心(松下)が勤める腫瘍内科の部長・阿久津晃部長役で出演する。

 今回、木下が演じる阿久津は、旧来のイメージを払拭して、最新のがん治療を広く理解してもらうために精力的に活動し、ほかに先駆けて横浜みなと総合病院に腫瘍内科を立ち上げた当人。部下に対しても非常に寛容で、まさに理想的な上司。

 第1話でも申し分のない演技を見せているのだが、木下は「個人的に心配している」と吐露。「私がこういった(理想の上司)役をやることはまずない。嫌味な上司が似合う俳優1位、いけすかない男が似合う俳優1位ですから」と、自虐なのか自慢なのか曖昧なトーンで、「いまのところいい上司なんですが、のちのち、裏切るんじゃないか、と思われて信じてもらえないんじゃないかと危惧している」と話した。

 さらに木下を不安にさせているのが、後半の台本が仕上がっていないこと。「後半、なんかやるかもわからない」と木下が言えば、松下も「いまのところいい部長先生なんですけどね、心配です」とあおっていた。

 木下には、今回の役を通して「好感度を上げて、広告とかにつながると…」といった胸算用があるようだが…。

 日本人の2人に1人ががんにかかると言われ、がん治療は日進月歩の勢いで進化している時代。同ドラマでは、内科医の心と外科医の梶山薫(木村)という2人の医師を中心に、阿久津部長(木下)のもと、腫瘍内科の研修医である結城涼(清原翔)、同じく研修医の夏樹奈海(岡崎紗絵)、腫瘍内科医の光野守男(藤井隆)ら、がん治療の最前線で闘う医師と患者の姿を、あふれるほど情感豊かに描く。

 松下は「がんというテーマは、いまの時代に合っている。ご家族で、生きるという意味を見つめ直すきっかけを与えるドラマになってくれたら」と視聴を促していた。