笠井信輔アナ、番組で悪性リンパ腫を公表 『とくダネ!』生出演で胸中明かす「なんで…って」

引用元:オリコン
笠井信輔アナ、番組で悪性リンパ腫を公表 『とくダネ!』生出演で胸中明かす「なんで…って」

 元フジテレビの笠井信輔アナウンサー(56)が、19日放送のフジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ!』(月~金 前8:00)に生出演。自身の口から悪性リンパ腫に罹患(りかん)したことを報告するとともに、公表する理由を伝えた。

笠井信輔のプロフィール

 番組冒頭では、17日に福岡で講演を行う笠井アナに『とくダネ!』が訪れ、現在の心境について語ったVTRを放送。その中で笠井アナは「(フリーになって)2ヶ月間、めちゃめちゃ働いて、これからいい感じで『いくぞ!』っていう時に『ガーン!』っときましたからね。これは焦りましたわ」と、告知を受けた時の思いを明かし「きょうも日々、いろいろなところが痛い」と現状を伝えた。

 VTRあけ、スタジオにいる司会の小倉智昭キャスター(72)から「3ヶ月前にこのスタジオで笠井くんの卒業式やって、なんでこんな形で戻ってくるかね」と話を振られると、笠井アナは「自分でもこの激烈な展開にちょっとついていけない感じがありますよね。なんで…っていう」と胸中を吐露。

 公表しようと思った理由には「32年間ワイドアナウンサーとして、いろんな芸能人の方のプライベートを自分の言葉で放送してきて、いざ自分が病気になったときに、そっとしておいてくださいっていうのは、やはり、自分の生き方としては許さない。話せることは、皆さんに知ってもらうという義務があった」と説明。

 続けて「もう一つは小倉さんですよ、小倉さんが、がんになって、自分の病状をこと細かく公表する姿を見ていて、そこまで話さなくてもいいのにということまで語っている姿を見ながら、やっぱり、我々のような仕事をしている人間というのは、そういう覚悟とか立場とかにいく瞬間があるんだなと、そこは小倉さんを見てて、やっぱり学びました」と公表した理由について明かした。

 笠井アナは、早稲田大学を卒業後、1987年にフジテレビ入社。『めざましテレビ』『ナイスデイ』などに出演し、『とくダネ!』のほか金曜日の『バイキング』などを担当。今年9月末に同局を退社し、『とくダネ!』も卒業した。プライベートでは、90年にテレビ東京の女性社員と結婚し、3児の父。