モンハンのオンライン版『MHF』サービス終了 約12年半の歴史に幕 満足できるサービス提供が困難に

引用元:オリコン
モンハンのオンライン版『MHF』サービス終了 約12年半の歴史に幕 満足できるサービス提供が困難に

 人気ゲーム『モンスターハンター』(以下、モンハン)シリーズのオンラインゲーム『モンスターハンター フロンティアZ』(MHF-Z)が、18日午後9時を持ってサービスを終了した。2007年7月より『モンスターハンター フロンティア オンライン』(MHF)としてスタートした同シリーズだが、約12年半の歴史に幕を下ろした。

【画像】強敵モンスター…サクサク倒すのが快感!『MHF』プレイ画像

 『MHF』は、ハンティングアクションゲーム『モンハン』シリーズ初のPC向けタイトルとして発売したオンラインゲーム。過去に発売された『モンハン』とプレイ方法はほぼ同じだが、ネットを活用しチャットで連携を取りながら、狩りの対象であるモンスターを大人数で倒し、クエストをクリアーしていくスタイルが人気を博し、13年4月に『モンスターハンター フロンティアG』、2016年11月に『モンスターハンター フロンティアZ』と改題し大型アップデートを実施してきた。

 今回のサービス終了について公式は「より良いサービスを提供できるよう日々尽力して参りましたが、今後もお客様にご満足いただけるサービスを継続して提供することが困難であるという結論に至りましたため、サービスを終了する運びとなりました」と説明。

 具体的にプロデューサーの宮下輝樹氏は「主な理由は、12年間というサービス開始時には想像もつかないほどの非常に長い期間、『モンスターハンター2(ドス)』(PS2)をベースとした仕組みの上で開発を続ける中、様々な制約が生じてきたことにあります。これまでもそれを乗り越えるべく、ハンターの皆様のご協力のもと、データベースサーバーのハードウェア交換やソフトウェアアップデートなど数々の手を尽くしてまいりましたが、今回、今後も長期にわたりご満足いただけるサービスの提供が難しいという結論に至りました」。

 アシスタントプロデューサーの砂野元気氏も「ハード面・ソフト面の両面から、長くサービスを続けるための対策を講じてきましたが、宮下からの説明にあります通り、12年前から連綿と続く現在の開発環境においては、今後も長期にわたってハンターの皆様にご満足いただけるサービスを提供することが難しいという結論に至りました」と伝えた。

 また、砂野氏は「12年間という年月はハンターの皆様にとってはもちろん、我々にとっても、とても長く、言葉にするにはあまりに多くの出来事がありました。『MHF』が『MHF-G』となり、今は『MHF-Z』として12年間サービスを続けてこられたのは、『MHF』を愛して支えてくださった多くの皆様がいらっしゃったからです。すべてのハンターの皆様および関係者の皆様に、心より深謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。