「作りながら“ライバルは『あまちゃん』っていう感じがした」…大河「いだてん」大友良英の思い

引用元:TOKYO FM+
「作りながら“ライバルは『あまちゃん』っていう感じがした」…大河「いだてん」大友良英の思い

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。12月18日(水)の放送は、音楽家・大友良英さんが登場。12月15日(日)に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「いだてん」の楽曲制作について話してくれました。

坂本:ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」が最終回を迎えましたね。

大友:そうですね。ちょっとロスです。すごく寂しい。

坂本:劇中音楽を手がけていらっしゃいましたけれども、制作陣はほとんど「あまちゃん」(2013年NHK朝の連続テレビ小説)の方々だったんですよね?

大友:完全に一緒じゃないけれど、ほぼ一緒ですかね。久々に集まったということもありますし、作りながら“ライバルは「あまちゃん」”っていう感じがしたかな。

あの作品は面白かったので、“あれと同じようなものじゃ、全然ダメだ”っていうのは、みんな感じていたと思います。「いだてん」は2年半ずっと一緒にやっていたので、今はマジで寂しい。中学生が卒業したみたいな感じで(笑)。

坂本:そうですよね。2年半って、1つの作品に向き合うにはかなりの年月ですよね。

大友:普通そんなにはやらないので、ちょっと特別な感じはありますかね。

坂本:宮藤官九郎さんのオリジナル脚本でしたけれども、クドカンさんとはどんな風に作品を作っていったんでしょうか?

大友:実は意外なくらい会っていないんですよ。主に監督から指令が来るんですよ。監督と宮藤さんが話してって感じなので、プライベートですれ違うことはあるんですけれど、仕事としては今回1回も会ってないかな。

坂本:えぇ~、そうなんだ(笑)!

(中略)

坂本:(ドラマのために)トータルで何曲作られたんですか?

大友:326曲です。

坂本:326曲(笑)!

大友:作りましたねぇ。なかにはサウンドトラックに収録されないようなものもあるんですけれどもね。“空振り”の曲とかもありましたよ。 番組を観ていくうちに“あっ、これは使えねぇな……”って思った曲も何曲かありました。

(TOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」12月18日(水)放送より)