映画初出演でGG賞候補に!「ジョジョ・ラビット」天才子役の熱演光る本編映像

引用元:映画.com
映画初出演でGG賞候補に!「ジョジョ・ラビット」天才子役の熱演光る本編映像

 [映画.com ニュース] 第77回ゴールデングローブ賞の作品賞(ミュージカル/コメディ)にノミネートされた「ジョジョ・ラビット」の本編映像が公開された。映画初出演にして同賞の主演男優賞にノミネートされたローマン・グリフィン・デイビスが、堂々たる演技を披露している。

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 「マイティ・ソー バトルロイヤル」を手掛けたタイカ・ワイティティ監督作の最新作。第44回トロント国際映画祭では、最高賞にあたる観客賞に輝いた。

 立派な兵士を夢見て青少年集団ヒトラーユーゲントに入団した10歳のジョジョ(デイビス)は、空想上の友だちアドルフ・ヒトラー(ワイティティ)に小さな背中を押されながら奮闘していた。そんなある日、自宅の壁の裏で匿われていたユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)を見つけてしまう。

 公開されたのは、強く美しく聡明なロージー(スカーレット・ヨハンソン)が、息子ジョジョ(デイビス)に“愛”を説くシーン。「愛は最強の力よ」と話すロージーに対し、ジョジョは「一番強いのはミサイルだ。次がダイナマイトで3番が筋肉。愛なんて見てもわからない」と反抗する。

 ロージーは「愛は目に見えなくてもわかるわ。感じるの、痛いの。お腹の中で蝶が飛び回る感じ」と穏やかに伝えながらも、靴紐を結べないジョジョの両足のひもをつなぐイタズラで応戦。苦境の戦時下ドイツにありながら、ユーモアを忘れない親子のやり取りに希望を感じるシーンとなっている。

 ワイティティ監督は、デイビスについて「本当に素晴らしい。信じられないほど聡明で、感受性が強く、周りの役者にも気を遣う。いつも質問してきて、ほかの役者の芝居の意味をとらえ、それが自分にどう関係してくるかを理解しようとする。だから、自分の芝居にどんな気持ちで向かえば良いかをよくわかっている。これは場数を踏んだ役者でないとできないことですが、(当時)10歳のデイビスがちゃんとそれを考えているのは本当に驚くべきこと」と手放しで絶賛している。

 「ジョジョ・ラビット」は、20年1月17日から全国で公開。