「スター・ウォーズ」最後のプレミア ハリソン・フォード&アダム・ドライバー“父子”が再会

引用元:オリコン
「スター・ウォーズ」最後のプレミア ハリソン・フォード&アダム・ドライバー“父子”が再会

 1977年に1作目が公開され、2世代・3世代にわたって愛され続ける映画「スター・ウォーズ」シリーズの完結編が、今月20日から日米同時公開されるのを前に、米ロサンゼルス・ハリウッドでワールドプレミア上映が行われた。

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 J.J.エイブラムス監督やヒロインのレイ役を演じたデイジー・リドリー、カイロ・レン役のアダム・ドライバーら新世代のキャストに、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズらオリジナルシリーズのキャストが続々と会場に現れ、ブルーカーペットの上を歩きながら、ファンサービスや世界各国から集まったメディアの取材に応じた。

 スペシャルゲストとしてハン・ソロ役のハリソン・フォードが来場。劇中で“父子”を演じるアダム・ドライバーとの2ショット写真にも応じていた。シリーズの生みの親、ジョージ・ルーカスは来場リストに名前がなく、サプライズもなかった。

 先週、来日していたJ.J.エイブラムス監督は「ついにここまで来て、とても楽しい気分になっています。ちょっとシュールな感じもします。観客が早く映画を見てくれることが待ちきれませんね。すべてをまとめ上げなくてはいけないと、これまでにない難しい注文でしたから。でも、私はクリス・テリオという素晴らしい脚本家を得て、あの伝説のビリー・ディー・ウィリアムズを含むすばらしいキャストとも仕事ができ、とても楽しいチャレンジでした」と、コメント。

 同じくデイジー・リドリーは「3週間半くらい前からなんだけど、周りの人たちが『終わってしまうのはどんな感じ?』『終わってしまうのよね』と、私に言ってくるようになって。それが頭の中から離れなくなってしまったの。『終わってしまうの、それってひどくない?』という感じ。とても感情的なことよ。人々には見てもらいたいけれど、終わってしまうというのは、とても不思議な感じがします」と、心境を語っていた。

 そして、来日キャンペーンには参加しなかったアダム・ドライバーは改めて、「スター・ウォーズ」の魅力について、会場で次のように語っていた。

 「こんなに長い間、愛されてきたのはキャラクターがあるからなんだと思います。彼らを囲む、大きく壮大な背景、それはデザイン的にもとても美しいものですし、 物語の本質的なものも普遍的なテーマを扱っています。小さな町に閉じ込められていると感じていたルーク・スカイウォーカーには何か大きな事に巻き込まれる運命が待っていて、その小さな町から抜け出し、そこに立ち向かう必要があった。

 そして物語は、後からそれと分かる家族について語り、別の言い方では、後から見つけられる家族ということで、その家族からは誰も逃れられず、物語はその全てと家族との関わりを描いていく。逃れられないと感じられる運命、そして変えてしまいたいと思う宿命、そしてそこにある大きなテーマ、それらすべてがこの物語を時代とともにある存在にしていると思います」。

 その後、ドルビー・シアターで行われた舞台あいさつには、ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長兼CEOのボブ・アイガー、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ、J.J.エイブラムス監督、音楽を担当したジョン・ウイリアムズ、プロデューサーのミシェル・レイワン、脚本のクリス・テリオ、製作総指揮のカラム・グリーン、そして出演者たち呼び込まれた。

 登壇したのは、デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、ビリー・ディー・ウィリアムズ、ケリー・マリー・トラン、ヨーナス・スオタモ、アンソニー・ダニエルズ、ケリー・ラッセル、ナオミ・アッキー、リチャード・E・グラント、イアン・マクダーミド。