EXILEの佐藤大樹と橋本環奈がW主演で高校生小説家に!『小説の神様』公開決定

引用元:Movie Walker
EXILEの佐藤大樹と橋本環奈がW主演で高校生小説家に!『小説の神様』公開決定

「このミステリーがすごい!2020年版」と「2020本格ミステリ・ベスト10」で第1位を受賞した「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の著者、相沢沙呼が執筆した同名小説を、主演に人気ダンス&ボーカルグループのEXILEに所属し、またFANTASTICS from EXILE TRIBEとしても活動する佐藤大樹と若手女優の橋本環奈を迎え映画化した『小説の神様』が、2020年5月22日(金)から公開されることが決定した。

中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわず、自分を見失いそうになっているナイーブな高校生小説家の千谷一也と、ドSな性格だがヒット作を連発する高校生小説家の小余綾詩凪に編集者から「2人で協力し、1つの物語を作り、世の中の人の心を大きく動かす大ベストセラーを生みだす」というミッションが与えられる。性格、クラスでの立ち位置などすべてが真逆の2人は反発しあいながらも物語を一緒に作っていくことに。やがて、千谷は小余綾の抱える大きな秘密を知ってしまう…。

本作の主演を務めるのはEXILEに所属し、またFANTASTICS from EXILE TRIBEとしても活動する佐藤大樹。『ママレード・ボーイ』や『センセイ君主』(どちらも18年)などに出演し俳優としても活躍する佐藤はナイーブで売れない高校生小説家の千谷一也を演じる。佐藤は本作の出演に対し「僕が演じる一也は普段の僕とは真逆の見た目や性格でした。だからこそ演じ甲斐がありました」と語っている。また、同じく主演を務めるのは、「銀魂」シリーズや『午前0時、キスしに来てよ』(公開中)などに出演する若手女優の橋本環奈。テレビドラマやCMなど数多くの作品に出演する橋本は、千谷と同じクラスのドSな性格を持つ売れっ子作家の小余綾詩凪を演じる。橋本は本作の出演に対し「過去作で高校生役は数多く演じさせていただきましたがクラスに職業作家が2人いるというリアリティのありそうで無さそうなこの役はある種新たなる挑戦でもありました」と自身もこれまでにない役どころに挑戦した作品であったことをコメントしている。W主演の佐藤と橋本がどんな掛け合いをみせるのか注目せずにはいられない。そして、本作の監督を務めるのは、「HiGH&LOW」シリーズを手掛け、さらに500本以上のMVを世に送りだした久保茂昭。「小説という能動的な美しい文体の芸術を映像という受動的な芸術で挑戦していく。この小説との出会いは僕にそんな夢を与えてくれました」と語る久保は、持ち前のみずみずしくビビットな映像演出で繊細でドラマチックな物語を紡いでいく。

“夢を見失い自身の才能と現実のギャップに悩み、傷つきながらも挑戦していく登場人物の姿”が心に響くとしてSNSや書店員からの発信により話題となった原作小説がついに映画化。はたして、佐藤演じる千谷と橋本演じる小余綾の苦悩、努力、挑戦の先にはどんな結末が用意されているのか。ぜひ今後の情報を心待ちにしたい!

<スタッフ キャストコメント>

●佐藤大樹(千谷一也役)

「僕が1番大好きで最も尊敬している久保監督から“この作品を一緒にやらないか?”とオファーを受けたとき、断る理由が見つかりませんでした。企画から数年経ち、ようやく実現した映画化に僕を指名してくれたこと、本当に嬉しかったです。僕が演じる一也は普段の僕とは真逆の見た目や性格でした。だからこそ演じ甲斐がありましたし、役作りやどんな作品にしたいかなどを監督と密に話し合いともに作りあげていきました!相手役の橋本環奈さんは本当に素晴らしい女優さんで、彼女以外務まらなかったんだろうなとも感じました。現場は毎日楽しく最高なチームワークで撮影に臨ませていただきました!!最強のスタッフが集まった久保組に新しい僕を引きだしてもらえた気がします。自信作です!!」

●橋本環奈(小余綾詩凪)

「今作で演じさせていただいた小余綾詩凪は一見普通の高校生なんですが実はその心の底に深い葛藤と悩みを抱いている人気作家という役でした。過去作で高校生役は数多く演じさせていただきましたがクラスに職業作家が2人いるというリアリティのありそうで無さそうなこの役はある種新たなる挑戦でもありました。そんな詩凪と佐藤大樹さん演じる千谷一也が仲間とどう葛藤を乗り越え、また小説を紡いでいくのか久保監督演出の素晴らしい映像美とともにぜひご注目いただきたいと思います」

●久保茂昭監督

「小説という能動的な美しい文体の芸術を映像という受動的な芸術で挑戦していく。この小説との出会いは僕にそんな夢を与えてくれました。この映画は4人の若者が物語を『綴る』ことによって純粋であるがゆえに、喜び、苦しみ、仲間同士のなかに存在する様々な気持ちの葛藤。それらすべてを受け入れる自分の器の大きさ、自分自身と出会う物語です。生きていくなかでなにかを感じたらまずはそれを綴って欲しい。自分の器の限界、人生に行き詰まりを感じたとき、自分が世界に発信したいものができたとき、その子の背中を押してあげる映画を作りたいと思いました」

●相沢紗呼(原作者)

「小説を書く、という、ただそれだけのお話です。けれど、そこには創作の過程で生まれる数多くの困難と挫折が立ちはだかります。原作小説を書く際には、“小説を書くこと”という題材のために、小説ならではの表現、小説だからこその構成を、自分なりに追及して執筆しました。つまり、これは映像化されることなんて、まるで考えていないお話でした。青春小説とは名ばかりの、暗たんとした心理描写が延々と続くというこの作品は、あまり映像化には向いていないのかもしれません。それにもかかわらず、の映像化ですから、恐らく、そこには作中物語と同じように、多くの困難とドラマが立ちはだかったことでしょう。主演のお2人をはじめ、監督やスタッフのみなさんが、どのようにこの困難に立ち向かい、そしてどのような映像作品へと変換されたのか。生まれる物語を、楽しみに待ちたいと思います」(Movie Walker・文/編集部)