KinKi、ジャニーさんに届け…2年ぶり東京Dライブで剛作詞の「YOU―」特別版熱唱 

引用元:スポーツ報知
KinKi、ジャニーさんに届け…2年ぶり東京Dライブで剛作詞の「YOU―」特別版熱唱 

 人気デュオ「KinKi Kids」が15日、東京ドームで2年ぶりとなるコンサートを行った。

 2人にとって、ドームは特別な場所。1998年に初のコンサートを行って以来「単独アーティストによる最多公演数」の記録(58回)を更新し続けており、今年7月に亡くなったジャニー喜多川さん(享年87)のお別れ会が行われた地でもある。

 ジャニーさんが天国に旅立ってから、初の東京D。堂本光一(40)は「ジャニーさんがいたから、こういう場所に立てているんだと再認識しました」。突発性難聴を患っている堂本剛(40)は「ジャニーさんのこともあったので、今年はドームに立ちたいという思いがすごくあった」と音響設備や照明を工夫し、円熟のハーモニーを響かせた。

 恩師への思い、歩んだ絆が反映されたステージとなった。デビュー前の持ち歌だった、笠置シヅ子さんのカバー曲「たよりにしてまっせ」や“ジャニー伝説”が収められた新曲「KANZAI BOYA」などを披露。アンコールでは、ジャニーさんを通じ実感した2人の友情をつづった「YOU…~ThanKs 2 YOU~」を歌い上げた。

 同曲はもともと、後輩グループA.B.C―Zの主演舞台「ジャニーズ伝説」のために剛が作詞した曲だったが、この日のステージではキンキ版の歌詞に変更。ジャニーさんのひつぎに火が入る際の出来事として「君が涙をはじめて見せてくれた 気づかないふり出来なかった どんなひとにも悲しみが流れてる 背中を掌(てのひら)で撫(な)でた」と、剛目線からの光一が描かれている。

 剛は「別れはつらいものでしたが、同時に大きな気づきを与えてくれた」と前向きな表情。光一も「いろんなことがあってこの曲が生まれた。自分たちのストーリーと幻想が、(曲として)物語になるのはすてきなこと」。

 コンサートの最後には、ジャニーさんの病室で撮影した2人の笑顔の写真が映し出された。2人の思いはきっと、天国のジャニーさんに届いたはずだ。

報知新聞社