キングコング・西野亮廣「世界を相手にしたい」今後の展望を語る

引用元:TOKYO FM+
キングコング・西野亮廣「世界を相手にしたい」今後の展望を語る

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。12月8日(日)の放送では、お笑いコンビのキングコング・西野亮廣さんが登場しました。

◆質よりも人で店を選ぶ時代

高須:1年前に出演されたときに話されていた(西野の)オンラインサロン、あのときの参加者が1万8,000人でしたね。今は何人ですか?

西野:今は3万2,000人ですね。

高須:ムチャクチャやな。なんでそんなに増えているの?

西野:“どうしたら増えるのかな”っていうのを考えて、それを順番にやっているって感じですね。

高須:どこまで規模を広げる予定? 前回ラジオに出たときは10万人を目指していましたよね。

西野:やっぱり10万人ですね。

高須:そこまで増やすと、やれることが広がっていくの?

西野:そうですね。今って、“高くてまずいラーメン屋”みたいな店ってなくなったじゃないですか。ラーメンのノウハウが、コピーしやすくなったんですね。つまり、“質”で競うことは難しくなったんです。じゃあ次にお客さんが店を選ぶときの理由って、“誰が働いているか”“誰にお金を落としたいか”になってくると思うんです。オンラインサロン内でもそういう流れが生まれてきていて、メンバー同士のお店を利用しています。

高須:オンラインサロン内でお金を消費したらいいじゃないかと。

西野:お金を払うって行為が“支援”に近くなってきていて。僕が、誰かの店でお金を使うと、それが支援になる。そうなると、よりお店に行く頻度が増えます。

高須:関係が密になっていく。

西野:サロンメンバーが増えれば増えるほど、集客に繋がるんです。

高須:商売がしやすくなるってことね。

◆テレビの楽しみ方にも変化が

西野:悩みがあるんですけど、僕のテレビ出演はどうしていけばいいですか?

高須:最悪、テレビに出なくても大丈夫でしょう?

西野:テレビ、好きは好きなんですよ。「ダウンタウンなう」や「ゴッドタン」は、めちゃくちゃ楽しかった。どのテレビに“出る”“出ない”という線引きが難しいんです。

高須:難しいと思う。みんな悩んでいるんじゃないかな。

西野:これから、テレビってどうなるんですか?

高須:後ろ向きなことを言うと悲しくなってくるけど、今は明らかに劣勢に立っているよね。コンテンツを配信するいろんなプラットフォームがあるなか、今までエンタメのど真ん中を歩いていた地上波テレビは難しくなってきているのは事実だし、今後のテレビの遊び方っていうのは変わってくると思う。

昔って、視聴者と番組制作者側の差はけっこうあったのよ。ドッキリ企画も昔はバレなかったけど、今は素人の人の目が肥えてきているからわかっちゃう。コンプライアンス的に大丈夫かなって部分が、視聴者と同じラインで喋り合えるんよね。

西野:なるほど。

高須:俺、「水曜日のダウンタウン」大好きなんやけど、ギリギリラインを攻めているときは、視聴者もわかってくれている。だから、ニッチな企画ができるんよね。

西野:昔だと、できなかったことですね。

高須:ギリギリのラインを歩いているから、一歩間違えたら落ちてしまうんやけどね(笑)。