石坂浩二が明かした梅宮さんのプロ意識…10月の最後の収録で「これじゃダメダ。ワルカッタ…」

引用元:スポーツ報知

 梅宮辰夫さんの遺作となったテレビ朝日系「やすらぎの刻~道」(月~金曜・後0時半)で共演した石坂浩二(78)は所属事務所を通じ追悼のコメントを発表した。梅宮さんは劇中で、石坂演じる主人公・菊村栄の父親役。既に他界しており、ときおり栄の夢枕に立つ役どころで、10月17日が最後の収録だった。収録済みのものがまだ残っており、今後も出演予定という。

 梅宮さんのクランクアップに立ち会った石坂は「お体の調子はあまり優れずつらそうに見えました。撮り終わって『セリフをやっと覚えただけで芝居をやれなかった。これじゃダメダ。ワルカッタ…』口惜しそうでした」。最後までプロ意識を貫いた梅宮さんの俳優魂に「何もしてあげられず…ただ悲しくつらいばかりです」とつづった。

 また「やすらぎ」をはじめ多くの共演作があり私生活でも親交があった名高達男(68)も「山城(新伍)さん、松方(弘樹)さん、そして、梅宮さんも自分にとっては兄のような存在です。また一人、兄が居なくなった感じで、とても悲しい」と悼んだ。

報知新聞社