レオ様、アマゾン森林火災に加担したとの告発を否定

引用元:日刊スポーツ

ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領が29日、環境保護活動家として知られる米俳優レオナルド・ディカプリオが、アマゾンの森林火災を引き起こした民間の環境保護団体に寄付していたとして非難。しかし、米情報サイトTMZの報道によると、レオはすぐに、この告発を否定したという。

【写真】手をあげるレオナルド・ディカプリオ

ブラジルの捜査当局は今週、今年夏に南米アマゾン川流域で発生し、広がった森林火災について、民間の環境保護団体が寄付金目当てで放火したと主して、ボランティア消防士を逮捕した。

TMZによると、ボルソナロ大統領は29日、フェイスブック・ライブと政治集会で2度にわたり、レオが同団体に寄付をすることで、アマゾンの森林火災に加担したとして非難。

集会では大勢の支持者らの前で、「ディカプリオはクールな男だよね?アマゾンに放火するために金を寄付したんだ」と話した上で、レオが同団体に30万ドル(約3300万円)を寄付したと主張したという。

これに対し、レオは同団体について、「ブラジルの自然や文化遺産を守るために尽力している団体」とした上で、しかし、自分は同団体に寄付した事実はないして、火災に加担したとの告発を否定するコメントを発表した。

しかし、TMZによると、レオは2010年に絶滅の危機にひんしているトラを救うために同団体と協力して以来、共に活動していた事実があるという。レオは今週、アマゾンの森林火災による被害を緊急救援するため、500万ドル(約5億5000万円)を寄付することを発表している。(ニューヨーク=鹿目直子)