山崎まさよし“ぼっち”クランクアップ回避 「僕も一緒に終わりたい」と監督に懇願

引用元:オリコン

 シンガー・ソングライターの山崎まさよしが11日、都内で行われた映画『影踏み』座談会付き上映会に登壇。撮影初日に予期せぬ事件が起きて山崎の出演シーンだけが最後に残ってしまい、あやうく“一人ぼっち”でクランクアップにしそうになったと秘話を明かした。

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 撮影初日、山崎は街を自転車で走るシーンを撮影する予定だったが、「ちょっと事故みたいなのが起きて、パトカーとかレスキュー車が辺りを埋め尽くした。それで『これはやめるべきだろ』と判断した」と振り返った。しかし、この事故が影響して、そのシーンの撮影が最後の撮影になりかけたという。他の共演者は少し早めに撮影を終える予定だったが、「(監督に)頼み込んで『僕も一緒に終わりたい。何で俺だけ一人群馬に残って自転車に乗らなあかんねん!』」と懇願したことを告白。結果的に“一人ぼっち”のクランクアップは無事回避できたという。

 その事故が何だったのかは語らなかったが、「不祥事ではないです(笑)」と観客らを安心させていた。座談会には篠原哲雄監督、松岡周作プロデューサーも登壇した。

 原作は、『半落ち』『64ロクヨン』『クライマーズ・ハイ』など、数々の作品が映像化もされている推理小説作家・横山秀夫氏の同名の小説。物語の主人公は深夜の寝静まった民家に侵入して盗みを働く泥棒(通称:ノビ師)の真壁修一(山崎)。警察からは“ノビカベ”とあだ名されるほどの凄腕の真壁は、県議会職員宅に忍び込み、偶然にも放火殺人未遂を目撃する。この事件をきっかけに、真壁がずっと心の奥底に押し込めていた20年前の事件の記憶が呼び起こされ、彼を取り巻く運命の歯車が動き出していく。