村西とおる監督「彼女が『抱いてくれ』と言うから…」鈴木おさむが爆笑した「全裸監督」打ち上げの一幕とは?

引用元:TOKYO FM+

TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」。放送作家の鈴木おさむと小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が“相談員”となり、リスナーの人生相談にコンサルしていきます。12月6日(金)の放送は、小森に代わり、「Skyrocket Company」の秘書でおなじみの浜崎美保さんが相談員として登場。ゲスト相談員には、Netflixのドラマ「全裸監督」のモデルとなった村西とおる監督をお迎えし、本作のエピソードを伺いました。

【写真を見る】パーソナリティの鈴木おさむ(写真左)

◆「全裸監督」ヒットの理由は?

鈴木:ドラマ化の話が舞い込んだのは、いつごろだったんですか?

村西:2年半くらい前ですね。Netflixが日本で本格的に活動したいと。ヤクザ映画とか、壁ドン、ハイスクールものなど、なかなか視聴率が上がらないなか、「何か良いキラーコンテンツはないのか?」とお探しになっていて。

鈴木:はい。

村西:でも、「何にもないことはないだろ」「いや、何にもない」という押し問答がアメリカの本社と日本のNetflixでございましてね。某テレビ局のプロデューサーをなさっている方がアドバイザーとして入っていて、「日本にこんな恥知らずがいますよ」と私の自伝を紹介したんです。そしたら、アメリカのほうが「キラーコンテンツがいるじゃないか」と。

鈴木&浜崎:(笑)。

村西:要するにアメリカ側にとってみれば、異端とかタブーという世界こそ、初めて紹介してお金を取って見せられると。日本にはキラーコンテンツがアニメーションくらいしかなかったですから。

鈴木:へぇ~。

村西:私は、「主人公は福山雅治さんがいいんじゃないですか」と言ったら、うちの社長が「お前は馬鹿か」と。「天童よしみさんが自伝をやるのに、北川景子さんと言うか?」とお叱りを受けまして(苦笑)。

鈴木:ハハハハハ!

村西:いろいろ候補があるんだけど、山田孝之さんがぜひおやりになりたいと。それで山田孝之さんとお会いして、「こういう作品に出たら、あなたはコマーシャルのお仕事とかできませんよ」と言ったら、「いや、関係ない。私はCMタレントではありません。ですからこの仕事をぜひやりたい!」と。彼が演じて非常にファンタスティックな作品に仕上がって、190ヵ国、28の言語で紹介していただいて、大変好評を博しています。

鈴木:海外ですごいらしいですね! それにしても370年の懲役を求刑されたり、50億円の借金を背負ったり……ドラマではまだ途中ですけど、監督はこのあともすごいですから。

村西:アメリカで370年の懲役ということは……3回くらい死なないと日本に帰れないわけですよ。だから死刑囚のほうがマシだと思ったこともありました。

鈴木:これだけヒットした理由って、ご自身でわかりますか?

村西:やっぱり“タブーの世界で生きている日本人がいたのか”というおもしろさですかね。あと、日本に対するエロティシズムへの注目もあったんだと思います。