ドラマ版『ウィッチャー』のゲラルト、シリ、イェネファー3人のキャラクター紹介トレーラーが公開

引用元:IGN JAPAN

Netflixはドラマ版『ウィッチャー』の主人公のゲラルトを含む3人のキャラクター紹介トレーラーを公開した。今回公開されたのはゲラルト、シリ、イェネファーの3人。
ヘンリー・カヴィルが演じるリヴィアのゲラルトは「ウィッチャー」と呼ばれる怪物退治の専門家だ。変異誘発剤の摂取で人間から変異した特別な存在で、怪物と渡り合えるほどの超人的な身体能力を持つ。さらに霊薬を飲むことで身体能力を一時的にアップすることができたり、基本的な魔術も使えたりする。トレーラーでは、衝撃波を放つ「アード」を使っているところが観られた。
ウィッチャーは普通の人間たちから忌み嫌われている。副作用で感情をなくしたウィッチャーを、もはや人間とみなしていないのだ。冷酷に怪物を倒していくゲラルトを「ブラビケンの殺し屋」と呼び、街では石を投げつけたりする。それでもゲラルトは剣を振るい続ける。彼には「運命」が待っていると動画で伝えられていた。

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シリのキャラクター紹介トレーラーは、彼女が「王女シリラ」から「シリ」になる様子が描かれる。フレイヤ・アーランが演じるシリは、トレーラーの冒頭では「王女シリラ」として何不自由なく暮らしていた。しかし、ある日突然敵の襲撃に遭い逃亡生活を送ることになってしまう。城の外の世界は残酷で野蛮だ。命を狙われるシリは、祖母であるシントラ女王キャランセの「リヴィアのゲラルトを捜せ」という遺言を頼りに旅立つことになる。
亡国の王女が外の世界に出て成長していく姿が垣間見られるとともに、ときおり差し込まれる赤い背景のカットシーンが印象的だ。シリが特別な力を持つ存在であることを示唆している。

アーニャ・シャロトラが演じるイェネファーは、作中で「ヴェンガーバーグのイェネファー」としてその名を知られる魔法使いだ。魅力的な容姿で人を虜にし、強力な魔法で敵を打ち倒す。
しかし、イェネファーの生い立ちは決して恵まれていたわけではなかった。背骨や顎に生まれつき異常があり、父からは疎まれ、ついには他人に僅かな金額で売られてしまう。買われた先で厳しい魔術の訓練が行われている様子がトレーラーに収録されている。イェネファーはここで修練を積み魔法使いになるのだろう。ゲラルトとの関係について触れられているシーンは見当たらなかったが、原作では関係が深い2人であるのでドラマ版での描写に期待したい。

Netflixの独占オリジナルドラマ『ウィッチャー』は2019年12月20日から配信開始予定。一部のファンとメディア関係者向けに先行公開された第1話は、かなり高い評価を得ている。

片岡龍一