ミュージカル版デスノート エル役で人気上昇の高橋颯が決意「今の自分を飛び越えていく」

引用元:ENCOUNT
ミュージカル版デスノート エル役で人気上昇の高橋颯が決意「今の自分を飛び越えていく」

 2015年の初演以来、熱烈な支持を集めるミュージカル「デスノート THE MUSICAL」が、3年ぶりにオール新キャストを迎えての公演として20日からスタート。26日にはファン同士をつなげる同ミュージカル初の交流イベント「DEATH NOTE THE MUSICAL 交流会」が都内で開催され、話題を呼んでいる。今回、主要キャラクターのエル役で出演している俳優の高橋颯(たかはし・ふう、高ははしごだか=21)が、ENCOUNT編集部の取材に応じ、自身初挑戦となるミュージカルへの新たな決意を語った。

【動画】高橋颯らオール新キャストで幕が開けた2020年の“デスミュ” 「デスノート THE MUSICAL」のダイジェスト映像

 漫画「DEATH NOTE」(原作:大場つぐみ 漫画:小畑健)を原作とした「デスノート THE MUSICAL」は、“デスミュ”として多くのファンを獲得している。人気作への出演について高橋は「最初は不安な思いもありましたが、いざ幕が上がってみると、どんどん気持ちが高まっています」と笑顔を見せる。

 本作は、死神が地上に落とし、「名前を書かれた人間は死ぬ」という“死のノート”をめぐる物語だ。高橋が演じるエルは、あらゆる難事件を解決してきた謎の名探偵。エルのキャラクター像について、「非常に頭がいいキャラクター。(劇中の犯人の呼称である)キラの捜査で、情報やデータを分析して思考するという高い精神力と集中力が土台にあります。誰よりも正義感の強い人だととらえています。こうしたポイントをしっかりと演じられるように努めています」と強調した。

 高橋自身は、男性ダンス&ボーカルグループ「WATWING(ワトウィン)」のメンバーとしても音楽活動に取り組んでいる。それだけに、演技と音楽の関係性について考えを深めているといい、「音楽はキャラクターの心情や思考を引っ張ってくれるものだと思っています。今回はこんなに大きなステージでお芝居をするのは初めてなのですが、音楽活動をやっているからこそ助けられた部分もあります」と明かす。強く実感しているのは、普段のボーカルと、ミュージカルの歌唱との違いだ。「歌なのですが、『歌』になってしまってはものすごくつまらないものになってしまう。ミュージカルはお客様に言葉を聞かせ、届けることが大事だと思っています」。舞台の上からいかに感情や思いを伝えられるかということに腐心しているという。

 ミュージカルの東京公演は、東京都豊島区の「東京建物 Brillia HALL」で2月9日まで上演される。表現者としての自身の成長を感じているといい、「とにかく進化していきたい。お客様の前で舞台を重ねることによって、僕が演じる感覚も日々変わってきています。千秋楽まで進化していきたいです」と目を輝かせた。充実度が増す今年1年の意気込みについて、「忙しさを楽しめるという感覚があるので、今の僕にしかできないことを実感しながら1年を過ごしたいです。テーマは『飛躍』です。今の自分を飛び越えていき、大きく羽ばたいていけるように。そう思っています」と力を込めた。

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