テレ朝幹部、開始早々に生試合中止の「ワールドプロレスリングリターンズ」は「当面は撮りだめているVTRを編集して流していくことになるのではないか」

引用元:スポーツ報知
テレ朝幹部、開始早々に生試合中止の「ワールドプロレスリングリターンズ」は「当面は撮りだめているVTRを編集して流していくことになるのではないか」

 テレビ朝日の亀山慶二社長(61)の定例会見が31日、東京・六本木の同局で行われた。

 この日は早河洋会長・CEO(最高経営責任者、76)も半年に1回の出席。

 4月からBS朝日で毎週金曜午後8時から新日本プロレスの注目試合放送する「ワールドプロレスリングリターンズ」が34年ぶりに復活放送されることになったものの、肝心の新日の試合が新型コロナ余波の中、1か月以上に渡って中止。放送する試合自体が“枯渇”していることついて、武田徹副会長は「4月11日までは新日本プロレスが興行中止を決めています。その後の興行ははっきりしないが、(当初の番組)コンセプト通り、生の試合をオンエアしていくというのは当面難しい。当面は撮りためているVTRを編集して流していくことになるのではないでしょうか」と答えた。

 同番組はゴールデン帯(午後7時~10時)の金曜8時から8時54分まで毎週1時間の放送。近々の大会でのメインイベントなどビッグマッチの放送を長尺で流す形となる。同局は前身のNET時代の1969年に新日本プロレス中継を開始。2013年4月には放送40周年を祝った老舗だ。

 70年代にはアントニオ猪木(76)、80年代には初代タイガーマスク(佐山聡=62)というドル箱スターを擁し、視聴率20%超えが当たり前。実況アナウンサーから古舘伊知郎氏(65)というスターまで生み出した。

 しかし、87年3月に生中継を終了。93年4月からは毎週土曜深夜2時からの30分間録画ダイジェスト放送の「ワールドプロレスリング」に落ち着いていた。BS放送とはいえ、今回のゴールデン帯でのプロレス放送復活は34年ぶりとなる。 報知新聞社