嵐の活動休止はどうなる? 五輪延期&コロナ禍で泣くジャニーズと大御所芸人たち

嵐の活動休止はどうなる? 五輪延期&コロナ禍で泣くジャニーズと大御所芸人たち

 東京五輪2020が新型コロナウイルスの猛威についに白旗を掲げた。IOCは日本政府の要求をほぼ受け入れる形で約1年程度の延期を公式発表し、日本経済は大混乱に陥っている。

 芸能界とて例外ではない。中でも一連のコロナ騒動で大打撃を受けているのがジャニーズ事務所だ。

「まず聖火リレーが中止となった。東京都を走る予定だったKAT-TUNの亀梨和也(34)が、福島県ではTOKIOの城島茂(49)、国分太一(45)、松岡昌宏(43)、長瀬智也(41)、兵庫県は関ジャニ∞の安田章大(35)、宮城県はHey!Say!JUMPの八乙女光(29)がそれぞれ聖火をつなぐべく準備をしていたんです。このためにテレビの仕事などを全てキャンセルしてスケジュールを空けていたわけです。金額に換算したら1億円近い損害になるそうです」(芸能関係者)

 しかし、何といっても大打撃なのは今年いっぱいでの活動休止を発表している嵐。活動休止までのライブ&配信活動の合計100億円が吹っ飛んだと囁かれているのだ。さらにメンバー5人はNHKでは「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任していたが、年内いっぱいの活動となるため出演を再調整しなければならないという。 嵐の活動休止はどうなる? 五輪延期&コロナ禍で泣くジャニーズと大御所芸人たち EXITはコスパの良さで引っ張りだこ(C)日刊ゲンダイ

好調なのは“お笑い第7世代”

 他にもコロナ禍によって今後、仕事が激減するといわれているのが明石家さんまや内村光良、所ジョージなどのお笑い界の大御所だという。キー局の編成マンはこう話す。

「五輪関連の特番がなくなっただけでなく、通常の番組収録ができなくなっているからです。基本バラエティーもドラマもロケや収録ができない。特に『イッテQ』や『笑ってコラえて』『ポツンと一軒家』など、ロケが前提の番組はなおさらです。在宅勤務が奨励される中、スタッフさえも集まらない。しかもこうした大御所芸能人は基本、ギャラが高いため、スポンサー離れが始まると事態は深刻です。現在、各局は過去に放送したものを再編集して放送することでこの危機を乗り越えようと考えています」

 ところがこうした危機的状況にある中、唯一、ウハウハな芸能人も存在するという。

「EXIT、霜降り明星、ハナコ、3時のヒロイン、ミキらお笑い第7世代と呼ばれる若手芸人です。各局が制作費の引き締めにかかる中、彼らはとにかくコスパがいい。しかも知名度も話芸もあり、それなりに回せる芸能人なんです。ただし唯一の悩みはスケジュールです。今、各局が奪い合いなんですが、体力的な不安もあります。フル稼働で働いて、疲労がたまったところでコロナに罹患したりしたら元も子もないですから」(放送作家)

 29日夜には、新型コロナウイルスに感染し、20日から入院中だった大御所コメディアンの志村けんさん(享年70)が死亡。徐々に芸能界をむしばむコロナ騒動。果たして完全終息する日は訪れるのか――。