「映像演技とは何か?」細野辰興監督による俳優ワークショップが参加者を募集

引用元:デビュー
「映像演技とは何か?」細野辰興監督による俳優ワークショップが参加者を募集

 役所広司主演『シャブ極道』などの作品で知られる映画監督・細野辰興(ほその ・たつおき)による、映像演技を探求するワークショップが、高校生から70歳前後まで性別不問で広く参加者を募集している。なおこのワークショップは、細野監督が準備中の作品の出演者オーディションも兼ねている。

【写真細野辰興監督による俳優ワークショップの模様。

 自分の考えや感情のすべてを言葉(台詞)で語る人間はいない。表情や仕草、行動で言葉(台詞)よりも雄弁に自分の考えや思いを語るのが人間。そして映画においては、そんなリアルな人間こそが描かれるドラマに、厚みや深みを生むことができる。

 この言葉(台詞)のみに頼らずに、考えや思いを表現する演技の技術を「シャレード演技」と呼ぶ。今回の細野監督ワークショップではこの「シャレード演技」に独自の「対立メソッド」をプラスして、映像演技の最適解を探っていく。

■開催概要
【日程】2月22日(土)23日(日)15:00~19:00
【会場】J-ROCK STUDIO
東京都渋谷区広尾5-16-16エクセルシロタ B1 
東京メトロ日比谷線広尾駅徒歩3分
【定員】12名(定員に達し次第締切)

■細野辰興
神奈川県出身。今村プロダクション映像企画、ディレクターズ・カンパニーで助監督として、今村昌平、長谷川和彦、相米慎二、根岸吉太郎の4監督に師事。91年『激走 トラッカー伝説』で監督デビューの後、96年、伝説的傑作『シャブ極道』を発表。キネマ旬報ベストテン等各種ベストテンと主演・役所広司の主演男優賞各賞独占と、センセーションを巻き起こした。この他、94年『大阪極道戦争しのいだれ』では阿部寛が日本プロフェッショナル大賞特別賞、96年『シャブ極道』では早乙女愛がおおさか映画祭助演女優賞。02年『竜二forever』香川照之がキネマ旬報ベストテン助演男優賞。13年『私の叔父さん』松原智恵子が大阪アジアン映画祭助演女優賞というように俳優の最良の演技を引き出すことに定評がある。16年には初めての監督&プロデュースで『貌斬り KAOKIRI~戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』。舞台と映画を融合させる多重構造に挑んだ野心作として話題を呼んだ。2020年1月にはオムニバス映画『おっさんず・ぶるーす』が製作決定。片や2018年10月より小説『戯作評伝【スタニスラフスキー探偵団~日本侠客伝・外伝~】を映画考察サイトChinemarcheに連載するなど活躍の場を広げている。現在、新作映画を当社企画開発中。