江口洋介&上白石萌歌が探偵と助手コンビ 『なつぞら』脚本家のオリジナル

引用元:オリコン
江口洋介&上白石萌歌が探偵と助手コンビ 『なつぞら』脚本家のオリジナル

 俳優の江口洋介が元刑事の探偵、女優の上白石萌歌が助手を演じる新ドラマ『天使にリクエストを~人生最後の願い~』がNHK総合の土曜ドラマ枠(6月6日スタート、毎週土曜 後9:00~9:49、全5回)で放送される。

【写真】出演者の志尊淳、板谷由夏、倍賞美津子

 人生の最後に、あなたなら何を望みますか? 終末医療の進んだ今、人生最後の願いをかなえる活動が、世界中で静かな広がりを見せている。このドラマは、ひょんなきっかけで、誰かの「最期の願い」をかなえるためにチームを組むことになった探偵とその助手、看護師、そしてスポンサーの老女が、依頼者の「最期の願い」に向き合いながら、それぞれの心の傷を見つめ、新たな未来へと踏み出していくストーリー。

 生きることのいとおしさを、時代を彩る名曲に託して謳(うた)い上げる脚本は、連続テレビ小説『なつぞら』の大森寿美男氏が書き下ろすオリジナル。誰もが迫り来る「死」と向き合わねばならない時代に、「人生の意味」をあらためて問いかける。

 元刑事の島田修悟(江口)は小嶋亜花里(上白石)を助手に探偵事務所を構えているが、仕事をやる気はゼロ。そんなある日、金持ち風の老女から変わった依頼が舞い込んでくる。入院中に知り合った余命いくばくもない大松幹枝(梶芽衣子)の「人生最後の願い」をかなえるため、ある場所に連れて行ってほしいと言うのだ。

 その老女・佐藤和子(倍賞美津子)は、金には糸目をつけないと言い切り、付き添い人としてすご腕の熱血看護師・寺本春紀(志尊淳)まで派遣。今後もこの活動を続けたいと語る。

 島田にはかつて仕事の巻き添えで一人息子を亡くし、妻・時恵(板谷由夏)と別れ、警察も辞めた過去があった。なぜ自分を選んだのか。疑いを抱きながらも島田はこの仕事を引き受け、患者の人生に触れていくことになる。それは島田自身の過去を見つめ直す道のりでもあった。だがこの活動の裏に秘められていたのは、ほかならぬ和子自身の「人生最後の願い」だった。