「4」を川村毅自身の演出で、「台詞を重要視し、シンプルかつ大胆に」

「4」を川村毅自身の演出で、「台詞を重要視し、シンプルかつ大胆に」

ティーファクトリー「4」が、5月29日から6月7日に東京・シアタートラム、13・14日に京都・京都芸術劇場 春秋座 特設客席にて上演される。

【写真】ティーファクトリー「4」チラシ裏(メディアギャラリー他1件)

「4」は、世田谷パブリックシアター学芸企画<劇作家の作業場>「モノローグの可能性を探る」からスタートし、2012年に白井晃の演出で初演され、第16回鶴屋南北戯曲賞ほかを受賞するなど好評を博した作品。今回は川村毅自身の演出で新たに立ち上げる。

上演に向けて川村は「『4』は人間の不安との戦いを描いた劇です。どんな混乱の中でも人間には演劇が必要と信じます。気合と心をこめて演出にのぞみたい。台詞を重要視し、シンプルかつ大胆に、戯曲の謎をひも解くような舞台にしたいと考えています」とコメントした。

出演者には今井朋彦、加藤虎ノ介、川口覚、池岡亮介、小林隆が名を連ねている。チケットの前売は本日3月29日にスタート。なお4月25日には「『4』プレイベント~<川村毅作『4』の旅2010~2020>」を世田谷パブリックシアター稽古場にて実施するほか、5月31日には白井を迎えたアフタートークが開催される。

川村毅コメント一刻も早く、今の不安が払拭され、劇場街が通常に戻ることを強く望みます。思えば「4」を書き紡いでいた2011年も不安に満ちた一年間で、いかに人間は時代の必然のようにやってくる不安と闘うことができるのかと考えながら書いていました。
「4」は人間の不安との戦いを描いた劇です。
どんな混乱の中でも人間には演劇が必要と信じます。
気合と心をこめて演出にのぞみたい。台詞を重要視し、シンプルかつ大胆に、戯曲の謎をひも解くような舞台にしたいと考えています。

ティーファクトリー「4」2020年5月29日(金)~6月7日(日)
東京都 シアタートラム

2020年6月13日(土)・14日(日) 
京都府 京都芸術劇場 春秋座 特設客席

作・演出:川村毅
出演:今井朋彦、加藤虎ノ介、川口覚、池岡亮介、小林隆