朝ドラ「エール」 志村けん復帰「ギリギリまで待つ」撮影日程遅らせ調整

朝ドラ「エール」 志村けん復帰「ギリギリまで待つ」撮影日程遅らせ調整

 新型コロナウイルスに感染し入院しているタレント志村けん(70)が出演予定のNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00)が、志村の回復を見据えて撮影日程を遅らせて調整していることが28日、分かった。

 志村は昨年12月から撮影に入り、発症前の今月6日まで東京・渋谷の同局で撮影に臨んでいた。既に10週分50話以上を撮影済みで、関係者は「志村さんが戻られることを想定して、できるだけ撮影日程を後ろ倒しにするよう調整中です」としている。次回は当初4月10日を予定していたが、5月中の撮影準備を進めている。

 同作は昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而さんをモデルとした作品。窪田正孝(31)が主演を、二階堂ふみ(25)がその妻としてヒロインを演じる。志村が演じるのは日本を代表する作曲家、小山田耕三役。窪田が幼少期に手に取る作曲学習本の著者として名前が登場するなど、物語にも大きく関わってくる役どころだ。

 主演予定だった映画「キネマの神様」(12月公開予定)は既に降板を発表済み。局員の一人は「最悪降板の可能性もあるのでしょうが、ギリギリまで志村さんの回復を待ちたい」と話した。

 志村は現在も都内の病院に入院し、人工心肺による治療を受けているとみられる。自身初となるドラマ出演となるだけに世間の関心も高い。日本を代表する大スターの一日も早い復活を願うばかりだ。