橘ケンチがクリスマスを意識した日本酒をお披露目! 新政酒造とコラボ

引用元:TOKYO HEADLINE WEB

 橘ケンチが1日、都内で、新政酒造とのコラボ日本酒「陽乃鳥(ひのとり)橘」のお披露目会を行った。イベントには新政酒造の佐藤祐輔氏も登壇し、招待客39名と一緒に乾杯。佐藤氏の乾杯の発声でグラスを合わせる音が響いたあとは、「おいしい」「飲みやすい」「これはヤバイやつ」という声が会場のあちこちであがった。

コラボ日本酒「陽乃鳥橘」で乾杯!

 昨年の「亜麻猫橘」に続く第2弾で、新政酒造の貴釀酒「陽乃鳥」をベースとした1本。水の代わりに酒を使って仕込むのが貴釀酒だが、「陽乃鳥橘」は「亜麻猫」を使って仕込んでいる。

「ちょっとクリスマスを意識した」と橘。「12月だし、普通のお酒もいいんですけど、少し甘口のデザートワイン的な、大切な人と飲むような一本になればいいかなと思った」と貴釀酒に取り組むことにしたという。「一緒に過ごす人のことをいろいろ想像して作っています。恋人なのか、家族なのか、好きな人なのか、そういう方々の素敵なクリスマスの時間を彩れる一杯になったらと思って」。

 橘が行う「日本酒部」で9月に試飲した際には甘さ控えめな印象だったというが、「今日味見をしたら予想を裏切られるぐらい味が変わっていた」と橘。試飲のつもりが、佐藤氏と一緒に全部飲んでしまったという。

「僕らのトークをつまみに……」とスタートしたお披露目会では、「陽乃鳥橘」の魅力や特徴はもちろん、完成するまでのていねいで細やかな過程、さらには瓶の色と日本酒の関係、木箱に入れた理由について話した。さらには、蔵の設備や新政酒造の蔵人の特徴まで飛び出した。そのなかで佐藤氏は「酒蔵は何代もレシピを変えないものだけど、新政は3カ月ごとに変わる」。すると、橘は「僕はレシピは変わっていいんじゃないかと思います。EXILEも毎回同じ曲を出していても…。王道はありますけど、毎回「Choo Choo TRAIN」では飽きたわってなると思う(笑)。僕ら飽きられたら終わり、マイナーチェンジはしていかなければならない」と、アーティスト活動に重ね合わせた。

 イベントでは、参加者から熱燗についての質問も。佐藤氏が「燗付け師になると燗をつけることが付加価値になる。燗のスキルがあるんですよね」。すると橘はそれをDJ的な発想とし「蔵元さんはアーティストで、燗付け師はDJ。素材を使って、それを調理しながら、新しい世界観を作っていくという」とまとめると、佐藤氏も「お互い競争していきましょう」と同意していた。

 「陽乃鳥橘」は、かなりの限定数になるが店頭販売も行うことになっている。シリアルナンバーを付して、GINZA SIX地下2階のIMADEYA GINZAにて12月7日に発売する。店頭予定価格は5000円。

 IMADEYA GINZAでの店頭発売のほか、橘ケンチプロデュースの居酒屋「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」のほか、食通をうならせる指折りの名店にて飲食提供も予定している。

 日本酒をライフワークとする橘は、ここ数年、さまざまな活動を通して日本酒への造詣を深めつつ、日本各地酒蔵に足を運び、コラボ日本酒も発表してきた。タッグを組んだ新政酒造もそのひとつで、2019年4月と5月に各月数日ずつ蔵を訪れ、蔵人とともに作業した。