バレーボール元日本代表・山本隆弘、エースの重圧に「何回ユニフォームを脱ごうと思ったか…」

引用元:TOKYO FM+
バレーボール元日本代表・山本隆弘、エースの重圧に「何回ユニフォームを脱ごうと思ったか…」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。3月21日(土)の放送は、バレーボール元日本代表の山本隆弘さんが登場しました。

山本さんは、1978年生まれで鳥取県出身。中学1年生のときにバレーボールを始め、名門・鳥取商業高校へ進学。1年からレギュラーに抜擢され、全国大会に出場を果たしたほか、全日本ジュニア代表や全日本ユース代表にも選出。

その後、日本体育大学に進学し、全日本代表に選出され、エースとして日本デビューを果たしました。サウスポーから繰り出す強烈なスパイクを武器に、2003年のワールドカップでは、ベストスコアラーとMVPを獲得するなど日本のエースとして活躍し、2008年北京オリンピックに出場。

現役引退後は、バレーボールの解説や普及活動、メディア出演等で活躍中。2019年6月にはT-FIVE VOLLEYBALL アカデミーを開講し、選手の育成にも力を入れています。

◆日本人選手のレベルは?

丸山:(男子日本代表が)世界の高い壁に立ち向かえるようになった理由は?

山本:サーブが非常に良かったので、普通であれば攻撃が4~5枚くるんですけど、サーブで攻めている分、攻撃枚数が絞れてブロックとレシーブをはめ込むことができた。

丸山:日本の選手は、海外選手のレベルの高さには追い付いているんでしょうか?

山本:海外に渡っている選手も増えてきていますし、国内のリーグでも世界のトップ選手がけっこう来ていますから、高さ慣れしてきていると思います。

丸山:山本さんは201cmと2メートルを超えていますけど、なかなか日本人ではねぇ。

山本:世界では普通なので。大きい人だと218cmとか。

丸山:そんなに大きいの!? 日本って身長が高いと、子どものころからなんとなくバレーボールやバスケットボールをやるじゃない?

山本:僕は小学生のとき小さかったですよ。卒表のときは158cmでした。

丸山:そこから50cm近く伸びちゃったと……嘘でしょ!? バレーボールの世界で生きていこうと思ったのは?

山本:始めたころは全然なかったですよ。中学1年のときに始めたんですけど、部員は2人でしたから。

丸山:バレーボールとして成立していないじゃないですか。

山本:成立していないから入部したんですよ、楽なので(笑)。小学校のときは野球とサッカーをやって、中学では陸上をやったけどやめたんです。すぐに諦めちゃう子どもだったので、スポーツは向いていないなって思っていたときに声をかけられて。本格的にやったのは高校からですね。

丸山:そうなんだ。

山本:高校での練習は厳しかったんですけど、今まで我流でやっていたプレーが、専門的に教えてもらえるようになると、すごく簡単になってきて、それが楽しくなって。

丸山:(スタートは)遠回りしていたんだね。