『HEROs AWARD 2019』巻誠一郎が受賞 故郷・熊本復興に尽力

引用元:オリコン

 日本財団が推進する『HEROs AWARD 2019』の表彰式が9日、都内で行われ、巻誠一郎(サッカー)、井本直歩子(競泳)、日本障がい者サッカー連盟、一般社団法人Sport For Smileらが受賞した。

【写真】『HEROs AWARD 2019』の受賞者 中田英寿ら

 『HEROs AWARD』は、社会のため、地域のため、子どもたちの未来のため、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートたちを称え、支えていくためのアワード。表彰式には、プロジェクトのアンバサダーの中田英寿、井上康生、大林素子らも来場した。

 2016年4月に発生した熊本大地震。当時、故郷・ロアッソ熊本でプレーしていた巻は、支援物資の確保や被災地訪問、正確な情報発信など、復旧・復興に向けて尽力した。現在も復興支援を目的に立ち上げたNPO法人「ユア アクション」をベースに、継続的に活動を続け、風化の防止にも努めている。

 その功績を称えられ、記念品を受け取った巻は「本当のヒーローは、前に向いて進む地域の方々だと思っている。ただ、アスリートは象徴として、僕がこの賞をいただくことによって、僕と共に前に進んでいる皆さんが笑顔になれば素晴らしい」と語り「この受賞がこれからの未来のきっかけになれば」と願っていた。