「長くお留守にして申し訳ない」名古屋で最も愛されたミュージカル「ライオンキング」が帰ってくる!

引用元:中日スポーツ

 劇団四季の大ヒットミュージカル「ライオンキング」名古屋公演(中日新聞社など主催)が来年3月26日、中村区の名古屋四季劇場で開幕する。製作発表会が2日行われ、出演候補の俳優5人が劇中のナンバーを披露した。

 「ライオンキング」はディズニーの同名アニメを1997年、米NYでミュージカル化。日本では四季が98年からロングラン上演している。名古屋では2003年6月から2年7カ月間上演し、名古屋演劇界最長のロングラン記録を持つ。公演回数930回、動員数85万5千人も同1位。上演は14年ぶり2度目となり、四季の吉田智誉樹社長は「名古屋で最も愛されたミュージカル。長くお留守にして申し訳ない」とわびた。

 物語はアフリカのサバンナを舞台に、ライオンの王の息子として生まれたシンバの成長を描く。地方公演では仲間のミーアキャットとイボイノシシがご当地言葉のセリフをしゃべるのがお約束。前回は「こっちにきてちょう」「リャァオン(ライオン)だぎゃァ。逃げないかんて」とコテコテの尾張・三河弁で盛り上げた。今回も東海地方出身の劇団員が集まってセリフを検討中で、吉田社長は「『今』を実感できる名古屋弁をもう一度開発したい」とバージョンアップを約束した。

 ステージにはシンバ役の山下啓太、ナラ役の朴悠那らが登場し、「愛を感じて」「サークル・オブ・ライフ」を披露。前回の名古屋公演で子役としてヤングシンバを演じた伊藤綾祐も登壇した。

 公演は千秋楽を決めないロングラン方式で行い、吉田社長は「前回(の公演期間)に近付ければ」と期待する。入場券は22日発売。