初々しい“新アニー”お披露目「お客さんの心に残るアニーを演じたい」

 新アニー役に選ばれた德山しずくと荒井美虹らが9日、都内で行われた丸美屋食品ミュージカル『アニー』制作発表会見に出席。オーディションで選ばれた2020年新アニーの2人とともに、大人キャストが初お披露目された。

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 日本でも180万人を魅了した国民的ミュージカルの『アニー』。 1977年にブロードウェイで誕生し、日本公演は今回で35年目を迎える。イベントには、この日初お披露目となったウォーバックス役の藤本隆宏、ハニガン役のマルシア、グレース役の蒼乃夕妃、ルースター役の栗山航、リリー役の河西智美と、今年演出を担当する山田和也 、初代演出家の篠崎光正が登壇した。

 毎年オーディションを行い、新しいアニーを生み出し続けている本ミュージカル。今年アニー役に選ばれ、大きな舞台は今回が初だという荒井は「決まってすごくうれしくて。いつどこで誰に見られているか分からないので、あいさつや言葉遣いに気をつけて生活しています!」と告白。

 またもう一人のアニー役でダンスが得意という德山は、今回が3回目のオーディションだったといい「ダンス審査で最後まで踊り切れたので、自信が上がりました」と当時の心境を明かした。

 また今回が4回目の出演となるウォーバックス役の藤本は、「やっていてすごく新鮮。子どもたち、お客さまの反応も毎回違う。演出も毎年変わっているので、それも楽しみに。また新たなアニーの一員として頑張っていきたい」と意気込み。2年ぶりの出演となるマルシアも「前回は100ボルト位でしたけど、今回は1000ボルトで!」とやる気をみなぎらせた。

 さらにアニーを演じるにあたって、荒井は「見てくださる方の心に残るアニーを演じたい」と語り、德山も「演技でアニーの気持ちを伝えられたら」と真摯な思いを吐露。今年演出を手掛け4年目となる山田も、「子どもたちが毎年入れ替わり、私たちも新しい気持ちになる。成熟したと同時に、新鮮なアニーにご期待ください」と自信をみせ力強く語った。

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、2020年4月25日から東京・新国立劇場中劇場にて、8月からは大阪・群馬・名古屋・富山にて上演される。