西田昌史「“シェイカーが人生”のファンに感謝」 五十嵐久勝「ノヴェラの現役感を見せていきたい」

引用元:夕刊フジ
西田昌史「“シェイカーが人生”のファンに感謝」 五十嵐久勝「ノヴェラの現役感を見せていきたい」

 【80’s JAPANESE HARDROCKの夜明け】

 Angie.(以下A) 「ノヴェラってライブの本数は少ないバンドだけど、シェイカーは今も日本全国をツアーで回っているね」

 Marcy(以下M)「ファンが温かくて、『シェイカーが人生』『シェイカーがいるから元気でいられる』と言われたり。違う場所でライブをやっても客席がほとんど同じ顔で“あれっ、これどこやったっけ”って。感謝される限りは続けていきます」

 A「この前、マーシーのソロ・ライブを見せてもらったね。言葉がはっきりと分かって、メロディーがきれい。ヴォーカリストとしてすごい存在感で、これが本当のロックスターと感じた。昨年秋のプログレ・フェスで一緒にやったときも、しっかりとしたバランス感でボーカルを取っていてすごいと思った。これは本気でシェイカーとのツーマンに臨まなあかんな。ライバルは、大きいほうがいいと思った」

 M「ノヴェラがいたからこそ、今の僕らがある。これをきっかけに一緒にムーヴメントを作っていきたいですね。大人たちの」

 A「それにはちゃんと健康管理をしないとね。数値が気になる年頃やし。マーシーのライブはソロを含めれば年間かなりの数になるけど維持はどうしてる?」

 M「トレーニングですね。筋肉をつけてパワーを保たないと、のどに負担がかかる。自宅にそれ用の部屋があるけど、忙しくて3カ月トレーニングできないと衰えるのが分かる。ロックはカッコ良くなきゃダメ。体が動かなくなったらやめようと思っているので、そうならないように鍛えてます」

 A「僕はよく食べて、よく寝ること。ストレッチは続けている。当時に比べたらだいぶ太ったけど、今の体型で声の鳴り方がいい感じになった。やせるつもりはないけど、昔の衣装は着れんやろね(笑)」

 M「着てくださいよ(笑)。ファンが夢を持って観に来てくれますから。僕らは37年間のすべてを、ノヴェラと一緒にできるライブにブチ込みますよ!」

 A「40年でどれだけのものを吸収してきたか、ノヴェラの現役感を見せていきたい。昨日より今日、僕たちは進化している。すべてのお客さんが納得できるステージングをシェイカーと一緒にできるように頑張ります!!」

 ■アースシェイカー 大阪出身のメタルバンド。1978年に結成。西田昌史は80年に加入した。83年「EARTHSHAKER」でデビュー。解散・再結成を経て2018年に『THE STORY GOES ON』をリリース。

 ■西田昌史 1959年生まれ、福岡県出身。愛称Marcy。ソロでも活躍し、2018年に『GARAGE』発表。

 ■ノヴェラ 神戸出身のプログレバンド。1979年に五十嵐久勝らで結成。80年に『魅惑劇』でデビューし、86年に終焉。90年代半ばから段階的に復活した。

 ■五十嵐久勝 52年生まれ、福島県出身。愛称Angie.。ノヴェラとシェラザード、ヌーヴォ・イミグラートなどで活動中。

 □夕刊フジロック酒場 3月7日~28日 「もつ焼でん」水道橋店