新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国ではドライブインシアターの人気が急上昇

引用元:IGN JAPAN
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国ではドライブインシアターの人気が急上昇

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、さまざまな娯楽の場が一時的に閉鎖されているため、ドライブインシアターに対する関心が一気に高まっている。
The LA Timesの報道によると、米国内にある305の屋外シアターのいくつかで、売り上げの増加が報告されているという。米大手映画館チェーンのAMCやリーガルなどを含む多くの屋内映画館が、政府による社会距離戦略の勧告に従って一時閉鎖している中、映画ファンの間で隔離された状態での映画鑑賞に代わるものとして、ドライブインシアターへの人気が高まったからだ。

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カリフォルニア州、カンザス州、オクラホマ州、ミズーリ州にあるドライブインシアターの管理者らはThe LA Timesに対し、ほとんどのドライブインシアターは、営業の一時停止や制限、チケット確認の際に全従業員が手袋を着用するなど、接触を最小限にするための追加措置をすでに講じているが、「大規模な集会に対する制限に留意し、指令があった場合は閉鎖します」と答えている。
こういった追加の予防措置は、屋外での映画鑑賞を楽しんで現実逃避をする観客を守るために実施されている。カリフォルニア州レイクウッドにあるパラマウント・ドライブインシアターは、17日上映の『2分の1の魔法』の需要が急上昇し、売り上げは「少なくとも通常時の2倍」になった。合計で、320枚の夜間上映のチケットが売れたという。
「ちょっとした外出をしたい家族連れや大人たちにとって、気晴らしになっています」と事業の成長を受けてオーナーのボー・ビアンキは述べた。「私たちは安全な環境を整えて、ささやかな気晴らしを提供していることをお伝えしてきました」

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、次々と映画館の一時閉鎖が余儀なくされる中、家から出ずに友人と繋がるための代替案として、ストリーミングサービスがさらに注目されている。
Google Chromeの拡張機能である「Netflix Party」では、複数人でチャットをしながらドラマや映画を一緒に視聴できるが、インターネット接続数の急増によって回線の負荷に関する懸念が生じている。結果として、NetflixとYouTubeは欧州でのストリーミング品質をデフォルトで標準画質に設定することとなった。 Adele Ankers