ジャニーさん亡き後初上演で号泣のキンプリ平野紫耀、今年の漢字一文字は「無」…会見の一問一答

引用元:スポーツ報知

 King&Princeの平野紫耀(22)、永瀬廉(20)、高橋海人(20)が主演する舞台「ジャニーズ・アイランド」が8日、東京・帝国劇場で開幕した。

 ジャニー喜多川さん(享年87)がギネス世界記録認定記念で自身の集大成と位置づけて12年に初演し、亡くなってから初の上演。メンバーそれぞれジャニーさんへの思いを劇中のセリフにいれ、涙を流して熱演を繰り広げた。

 初日公演に先立ってゲネプロ(公開けいこ)と会見が行われ、会見には平野、永瀬、高橋海のほか、HiHi Jetsの高橋優斗(20)、井上瑞稀(19)、猪狩蒼弥(17)、美少年の岩崎大昇(17)、佐藤龍我(16)、那須雄登(17)、浮所飛貴(17)、金指一世(15)、藤井直樹(19)が出席した。

 ◆会見の一問一答

 ―今回は(見る方も)泣かずにいられませんでした。皆さん、泣いてましたよね?

 平野「リハーサルはそんなことなかったんです。後輩もいるし研修生と呼ばれてるちっちゃい子もいるんで、恥ずかしくて控えめにしてたんですけど、解放されちゃいましたね。

 ―歌う場面でも詰まってしまいましたね?

 平野「あれ何回サウンドチェックしたかって…サウンドチェックの意味がないみたいな」

 ―ジャニーさん「見ててね」っていう言葉から始まりましたけど。

 平野「ジャニーさんが考えてジャニーさんの頭の中のことを詰め込んだような舞台になっているんで、ジャニーさんありきの舞台なんじゃないのかなと感じます」

 ―セリフは皆さんそれぞれの思い出ということですか?

 平野「そうだね、それぞれの」

 ―いよいよ初日ですね。

 平野「やっときましたね。みんなどうなの?」

 岩崎「ゲネプロやって感動が極みにいってしまったので、本番も多分いっちゃうんじゃないかなと」

 ―岩崎くんは歌唱力がすごかったですね。たくさん練習したんですか?

 岩崎「いや、ぼちぼちです」(一同笑い)。

 ―HiHi Jetsは(ローラースケートで)新たなチャレンジがありましたね。

 高橋優「大変だったんですよ。バンクを2個横に置いて、真ん中にも1個置くみたいな3つ体制で初めてやったんですけど、直前までできなくて…僕だけですよ(笑)すごくヘルメットしたいんですけど、できないんでニット帽に今逃げてます。あれ、ほんとに危ないですよ!」

 井上「(高さの)全長が2メートルくらいあって、自分の身長より高いバンクなんで、スピードもすごく出ますし、最初はめちゃくちゃ怖かったですね」

 猪狩「昨日の夜の最終通し(稽古)まで一回も成功してなかったんですよ。今の公演(ゲネプロ)で初めて成功して。これで失敗したら変更しようと思っていて、さすがにそういうのは(お客さんに)見せられないので。ラストチャンスだねって言いながらやってたら成功したっていう」

 高橋優「もっちゃってるんですよね」

 ―永瀬くんも新たなチャレンジがありましたね。日本初上陸のフライングのシステムだそうで。

 永瀬「すごいものを僕に任されるということがすごくうれしいですし、めっちゃ練習しましたね」

 ―名前がついている。

 永瀬「日本初でフライングの方が名前をつけてくれたんですけど、『マジカルフライングREN』です。(笑いが起きて)そうなりますよね。どの人がやっても『REN』です(笑)去年も額縁(フライング)をやらせてもらったんですけど、2方向だったですよね。今回は『く』の字が合体した装置なんで、体の使い方というか、それが難しかったです」

 ―平野くんは球体フライングを。

 平野「今回、球体をちょっと大きくしまして、中でバンジーできるようないつもと違う形の球体フライングです。(命名してくださいと言われ)名前ですか? 名前は『たまたま』で。(一同笑い)表記ですか? カタカナのタマと漢字の球で『タマ球』です」

 ―海人くんはどうですか?

 高橋海「サンドアートと自分でダンスを作るっていうのをやらせてもらってます。要望を出しすぎてフライングはなかったんですよね(笑)」

 永瀬「あの絵の名前は?」

 高橋海「『宇宙の僕』です」

 平野「(そのコーナーは)僕が歌ってるんで、絶対俺のことを描いてると思ったら海人だったんです」

 ―海人くんのダンスのコーナーはジャニーさんにほめられたそうで。

 高橋海「去年、僕自身初めてほめてもらったという出来事があって、すごくうれしかったので、今年もジャニーさんが大好きな、悲劇が重なるシーンの中に入れさせてもらえたらいいなと」

 ―ダンスの振付は今までと違って男らしさを感じるような気がしたんですが。

 高橋海「戦争っていうテーマだったので、男が戦わなきゃいけないにくにくしさというか、集団で行動する団結力とかそういうことを考えてやらせてもらいました」

 ―この中でバックについているのは? (那須、浮所、藤井が挙手)那須くんはどうでしたか?

 那須「まずプレッシャーがあって。去年みなさんがやられてて、今年は(初めて自分も)選ばれてうれしくて。振りでは後ろから前にいく、歩きながらやる振りがあるんですけど、軍隊チックでそれが難しかったです」

 高橋海「この3人は去年から出たい出たいって言ってくれてて、ダンスも好きっていうのを言ってたので。仕事とかじゃなくてただ単にダンスが好きな人が好きってことをアピールするために作ったコーナーでもあるので、そういう熱意が伝わったんで、入れさせてもらいました。練習もずっとしてて、鏡の前で。すごいうれしいですね。支えてもらってます。頼もしいです」

 ―12月ということで、3人にとってどんな一年だったか、漢字一文字で表してください。

 平野「ぼくは『無』で。南無阿弥陀仏の無です。無視の無です。いろんなお仕事をたくさんやらせてもらって、特にバラエティーにたくさん出たなっていう意識が僕の中にあって、一日に何個もバラエティー撮ってたんですよ。一個一個考えると頭がパンパンになっちゃうんで、無でいようと思って、そうしたら色んな大人の方が笑ってくれて、ファンの方もおもしろいって言ってくれたりとかして、無でいったおかげで素の自分を見てもらえたのなという意味で『無』にしました」

 永瀬「永久の『永』で。『永久(とわ)にYou&Me』(正式表記不明)という曲がありまして。今年はみんなと一緒におれたなっていうのと、これからもずっと一緒にいたいなって…。笑っちゃいますよね、キャラじゃないからやめます。永瀬の『永』からです」

 平野「薄っ、急に(笑)」

 高橋海「生まれるの『生』で。何でこの漢字にいしたかというと、今年はいろんなお仕事をさせていただいたのもそうですし、ジャニーさんが亡くなられたということで、改めてアイドルについてたくさん考えたんです、家帰ってふとんの中で。結局自分はアイドルが好きでやってて、これからもずっとやっていきたいなってことで、生まれ変わってもアイドルでいたいという意味の『生』で」

 ―最後に意気込みとファンへメッセージを。

 平野「今日からスタートということで、2か月間ロングランですけども、僕たちジャニーさんがいない状況で一生懸命作った舞台ですので、すてきなパフォーマンスをお届けしたいと思います。ロングランなので体調崩さずこのカンパニーで頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

報知新聞社