ピクサーの新作映画『ソウルフル・ワールド』が2020年夏に日本公開!才能や個性を決める場所「ソウル」が物語の舞台

引用元:IGN JAPAN
ピクサーの新作映画『ソウルフル・ワールド』が2020年夏に日本公開!才能や個性を決める場所「ソウル」が物語の舞台

ピクサーの新作映画『Soul(原題)』が邦題『ソウルフル・ワールド』として2020年夏に劇場公開される。邦題発表にともない、日本版特報映像とティザーポスターが公開された。

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特報映像は「どんな人間だと思われたい?」と観るものに問いかける形で始まり、ジャズピアノの演奏とともにニューヨークの街並みが映し出される。ピアノを弾いていたのは主人公のジョー。ジョーはジャズミュージシャンを夢見る音楽教師だ。ついに有名なジャズクラブで演奏するチャンスを手に入れるが、浮かれて街を歩いている最中にマンホールへ落下してしまう。目を覚ますと自分の体が人のものではなくなっていることに気が付く。
ジョーがたどり着いたのは「ソウル」と呼ばれる世界。生まれる前にその人間の性格や才能などを決める場所だ。ソウルにはジョーのほかにも住民がいることが映像からうかがい知れる。彼らの助けを借りながら、念願だったジャズクラブで演奏する夢を叶えるべく、ジョーは地上への帰還を目指す。

本作のメガホンを取るのはピート・ドクター。『モンスターズ・インク』、『カールじいさんの空飛ぶ家』で監督を務めたピクサーを代表するクリエイターのひとりだ。2018年にはピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任している。
『モンスターズ・インク』では、人間の世界とモンスターの世界との関係性を描いた。本作でも現実の世界とソウルの世界という2つの世界が存在するので、その関係性がどう描かれるのか気になるところだ。また、『カールじいさんの空飛ぶ家』では妻を亡くした老人と冒険心あふれる少年を交流させることで人生の可能性を追求した。
生まれる前に自分の才能や個性を決められる「ソウル」という世界に興味を惹かれる人も多いだろう。事前に自分の能力を決められるとしたら、特報映像冒頭の「どんな人間だと思われたい?」との問いかけに答えられるかもしれない。ジャズクラブで演奏するという夢を叶えつつあったジョーが、どのような選択をするのか気になるところだ。 片岡龍一