「麒麟がくる」第9話 BS“早麒麟”また番組最高5・0%!本放送も再び15・0%

「麒麟がくる」第9話 BS“早麒麟”また番組最高5・0%!本放送も再び15・0%

 俳優の長谷川博己(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の第9話が15日に放送され、平均視聴率は15・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。本放送の2時間前に放送され“早麒麟”の愛称で親しまれるBSプレミアム(日曜後6・00)は5・0%。番組最高を更新した。

 初回19・1%と好発進。第2話=17・9%、第3話=16・1%、第4話=13・5%、第5話=13・2%、第6話=13・8%、第7話=15・0%、第8話=13・7%と推移している。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第9話は「信長の失敗」。輿入れしたものの祝言をすっぽかされた帰蝶(川口春奈)は、ようやく翌朝に帰ってきた信長(染谷将太)と対面。奇妙な出で立ちだが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在を詫びる信長に興味を持つ。婚儀に上機嫌な信秀(高橋克典)と継室・土田御前(檀れい)だが、信長が持参した祝いの品を見て、激しく叱責する。父にも母にも愛されない孤独な信長の姿を見た帰蝶は、鉄砲の手ほどきを受けながら自分も父(斎藤道三)が時々大嫌いになる以外は好きだと言い、信長に寄り添う。一方、美濃の光秀(長谷川)は、のちの正妻となる熙子(木村文乃)と懐かしい再会を果たし…という展開だった。