氷川きよし「毎日ハッピーに!」“ネガティブ”になったときに思うこととは…?

引用元:TOKYO FM+
氷川きよし「毎日ハッピーに!」“ネガティブ”になったときに思うこととは…?

声優・野沢雅子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「野沢の雅子さん」。毎週日曜日の夜に、さまざまな人が野沢を訪ねてやってきます。2月23日(日・祝)の放送は歌手・氷川きよしさんが登場。2月4日(火)にリリースした氷川さんの新曲「母」と、野沢の“ポジティブに生きる秘訣”について語りました。氷川:新曲「母」、聴いていただいてありがとうございました。

野沢:とんでもないです。素晴らしいですよね。私、母にはすごく弱いんです。

氷川:自分も弱くて。それで「母」って曲を作っていただいて。

野沢:いいですね。

氷川:ありがとうございます。

野沢:お母さんって大切ですもん。誰しも大切な存在だと思いますが、私は母を尊敬しているんです。うちの母は、人の悪口を言わないんですよ。聞いたことがない。そして、すべてをプラスにとらえる人なんですよ。

氷川:大事ですね。

野沢:そこが好きで。私、マイナス思考はないんです。全部プラスに考える。命さえあればどうにかなるのよ。だから前を向いて。

氷川:本当ですね。

野沢:上を向いて歩きなさい。気持ちっていうのは、下を向いたら、下になっちゃうから。

氷川:愚痴を言ったり、悪口を言ったりしてはいけない。

野沢:そう。「絶対にいけない」って言われていたから。

氷川:そんな生き方をしていきたいですね。うちの母もそういうタイプで。よく、喫茶店とかで1人でお茶をするらしいんですけど、(ときどき電話がかかってくると)「隣のテーブルの人たちが、人の悪口をずっと言ってた。私は、ああいうふうになりたくない」って。

“なるほど。母はこういう人なんだな”というふうに思って。自分も人の悪口とかを言わないように、気をつけたいなと思いました。ネガティブになると、心にも体にも良くないですよね。

野沢:良くない。

氷川:「毎日ハッピーに!」って言ってね。

野沢:そう。ハッピーじゃないと。

氷川:自分、下に行くときが、けっこうあるんですよ。性格的に。

野沢:もし、下に行きそうになったら、(私が)“「上に行こう!」って言ってた”と思い出して。

氷川:そうですよね。わかりました。

野沢:いつでも、マコさんのことを。

氷川:マコちゃんのことを思い出して。

野沢:そう。上を向いて。

氷川:これで大丈夫です!

野沢:私、下を向くことがないから。この世にいる間は、楽しくいなきゃね。

氷川:ですよね。あっという間ですもんね。自分は今年42なので。

野沢:まだまだですよ。

氷川:でも、もうくたびれちゃって。

野沢:例えばですけど、“160いくつまで生きる!”って言ったほうがいいですよ。

氷川:162歳まで。

野沢:そうすると、180歳くらいまで生きられますから。

氷川:生きたいですね。楽しみたいですね。でも、40くらいになって、楽しめるようになってきた。

野沢:そうでしょ?

氷川:はい。20代のときは、楽しめなかったですもんね。

野沢:そう。つまらないこととか、つらいことがあったら、それをなんとか自分で楽しさに持っていけば、楽しくなると思う。

氷川:持っていく。

野沢:私はね。そういう生き方をしている。

氷川:部屋に2日間くらいこもっていると、ちょっとネガティブになりますしね。

野沢:どうして?

氷川:この間、2日間部屋にいたんですよ。うちにワンちゃんがいるんですけど、“雨も降っているし、部屋のなかにいよう”と思って。たまたま休みだったので、2日間部屋にいたら、ちょっとネガティブになって。

野沢:私、何もなくても、雨の日でも、とりあえず傘をさして外に出る。買い物の予定もないんだけど、“とりあえずいいや”って言って、コンビニに寄るんですよ。

そこで何か1つでも買えば、気分的に違うじゃないですか。しゃべらなくても、いろいろな人に会うし。知らない人だから、すれ違うだけでいいのよね。で、すれ違ったときに、“あの人の眉毛すごく濃かったな……”とか、自分なりに思ったり。言うわけじゃないからね。

氷川:ストーリーを作って、そういう楽しみ方を。素晴らしい。

野沢:私、ずっとそうやって生きているの。

氷川:外に出なきゃいけないですよね。

野沢:ちょっとでいいから。

氷川:外に行くと気を遣うし。こういう仕事をしていると、“感じ悪い”とか思われるのが嫌って思うじゃないですか。

野沢:大丈夫! そんなこと思っちゃダメ!! 絶対、みんなが自分のほうを見てくれているって。マイナスな考えは絶対×! みんな私のほうを見てくれていると思って。ちょっと違うところを見ていたとしても、“あの人、たまたま目線が上にいっちゃったんだな”くらいに思わないと。

氷川:素晴らしいですね。話を聞いているだけでハッピーになってきた。

野沢:本当?

氷川:うん。

野沢:だから、そのままで行って。ずっと。

氷川:たくさん、いろんなことを教えてください。

野沢:えっ(笑)!? 私なんて、本当に趣味でちまちまっと勝手に生きている人間ですからね(笑)。

(TOKYO FM「野沢の雅子さん」2月23日(日・祝)放送より)