加藤登紀子が4月からのコンサート開催祈る「みんなが落ち込まないよう、歌手としてできることをやっていきたい」

引用元:スポーツ報知
加藤登紀子が4月からのコンサート開催祈る「みんなが落ち込まないよう、歌手としてできることをやっていきたい」

 歌手の加藤登紀子(76)が13日、大阪市内で、コンサート「未来への詩(うた)」(6月20日、京都芸術劇場 春秋座)をPRした。

 歌手生活55周年記念公演で、春秋座には3度目の出演。第1部では「自分の足跡を紡いでくれた大切な歌」という、1965年のデビュー曲「赤い風船」や「知床旅情」など往年のヒット曲を中心に歌唱する。第2部では「長い歴史をくぐり抜け、祈りを込められた歌を次世代につないでいきたいという思いで作った」というナンバーを予定。4、5月のNHKラジオ「ラジオ深夜便」の「深夜便のうた」に選ばれた新曲「未来への詩」も披露する。

 新型コロナウイルスの影響で3月のコンサートは中止や延期に。「残念」と肩を落としたが、時間をレコーディングに回した。「どうするのが正しいのかは分からない。その都度、間違いのない判断しながらになるが、みんなが落ち込んでいかないように、歌手としてできることやっていきたい」と4月からのコンサート再開を祈った。

 一方で、今月11日には東日本大震災の復興イベントにも参加しているだけに「もし災害が起これば、寄り合って助け合わないといけないこともある。他のリスクに対応できなくなっている社会は恐ろしい。人は孤立したままでは生きていけない。いい方法を見つけていかないと」と、コミュニティーのつながりの大切さも強調した。

 6月6日に山形・シベールアリーナ、同28日には東京・Bunkamuraオーチャードホールでも開催する。 報知新聞社