麻世&カイヤ 泥沼「化かし合い劇場」終幕のバカバカしさ

麻世&カイヤ 泥沼「化かし合い劇場」終幕のバカバカしさ

「私の主張を認める判決を出して下さいました。証拠を正当に評価していただいたことについて、とても感謝しています」――。

 3日、妻カイヤ(57)との泥沼離婚裁判の判決後、川崎麻世(56)がこうコメントを発表した。

 裁判は、川崎が2018年10月に離婚を求めて起こしたが、カイヤの代理人が辞任して中断。昨年7月にカイヤが離婚と慰謝料2000万円を求め反訴していた。双方ともに離婚を求め、判決でそれは認められたが、争点はその原因がどちらにあるか――。注目の判決はカイヤの反訴請求が棄却され慰謝料請求も認められず、裁判費用もカイヤが負担すると言い渡された。川崎の知人の芸能関係者はこう言う。

「離婚はするけれど、離婚後カイヤが悲劇のヒロインのようにメディアに露出し、それをそのまま報道されるのはたまらない。そのうえ慰謝料まで取られるのは避けたいというのが川崎サイドの方針でしたので勝利宣言となった。夫婦関係の本当のところは分かりませんが、カイヤは所属が大手芸能プロ。川崎は劇団系事務所で、事務所の持つ政治力でも不利に立っているとみられていました」

 さらにこう続けた。

「川崎は普段、非常に気配りのできる優しい人。10年ほど前、彼の絵の個展に行った際、転倒した女性のことを後々まで心配していたほどです」

 とはいえ、川崎が善良な夫で、夫婦不和や離婚理由はすべてカイヤの不徳というわけじゃない。1993年に川崎は斉藤由貴との不倫報道があり、2000年にも一般女性との不倫疑惑が取り沙汰された。04年にはカイヤがトルコ人男性との交際を報じられ、揚げ句が12年のダブル不倫報道である。

 1990年の結婚から30年、うち15年は別居。この夫婦は不倫にDV被害のみならず、双方ともに車で相手からひき逃げされたと言ったり、鍵を交換されたと言ったりで、話し合いも歩み寄りもなく、それぞれが自分の正当性を主張するだけだから、ラチが明かないでいた。

■「カイヤによる暴行も同程度で」で“同罪”認定

 裁判長はカイヤが訴えていた川崎の暴力について「認められないか、あったとしてもカイヤによる暴行も同程度だった」と退けた。つまりケンカ両成敗とした格好だ。もっとも、判決が出た後もカイヤは負けを認めるどころか、「私が夫川崎麻世から凄まじいDVを受けていたのは事実です」とブログを更新し、こう訴えている。

「この裁判がどのような結果でも私は真実を追い求めます。私は最終的に暴力から自由になりもはや恐怖の中で生きなくてもよくなるでしょう。私は今後DVに苦しむ被害者が前に進めるよう助けていきたいと思います」

 非は川崎にあると主張し、慰謝料を認めない判決は受け入れられないなどとし、控訴する可能性も指摘。さらに自身がDV被害者のシンボルになっているかのような口ぶりである。一方の川崎も、最近出演した朗読劇は自身の境遇とは対照的な末期がんの妻のケアをする大家族の愛のストーリー。詰まるところ、キツネとタヌキの化かし合い。付き合う方がバカを見た。