『透明人間』の成功を受け、ドラキュラ映画の企画が進行中との報道

引用元:IGN JAPAN
『透明人間』の成功を受け、ドラキュラ映画の企画が進行中との報道

『透明人間』の成功を受け、ユニバーサルがドラキュラを描く新作映画の企画を進めていると報じられている。『Destroyer(原題)』のカリン・クサマ監督がメガホンを取り、ジェイソン・ブラムによるブラムハウス・プロダクションズのプロデュースする。
The Hollywood Reporterによると、わずか700万ドルの予算で製作された『透明人間』の興行収益が9830万ドルでオープニング週末のナンバーワンとなり、再びユニバーサルが‟モンスター・バース”の展開にフォーカスしているという。しかし今回は、映画の新シリーズは各作品が相互に関連したユニバースではなく、適度な予算が投入される単独映画になるとのこと。
最初にユニバーサルが試みたモンスター・バースは計画通りにはいかず、2017年に公開された『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は1億2500万ドルの予算で製作されたが、世界興行収益は4億6000万ドルしか稼ぎ出せなかった。トム・クルーズが主演し、続編のモンスター映画にはジョニー・デップやアンジェリーナ・ジョリー、ハビエル・バルデムといったスターが出演する予定だった。

「リメイク版『透明人間』」画像・動画ギャラリー

現時点でユニバーサルは、ドラキュラは知的財産権が発生しないパブリックドメインであるため、新作映画の予算を正式に発表していないことを述べておきたい。だが、ブラムハウスはスタジオとファースト・ルック契約を結んでおり、‟ユニバーサルがアイコン的なモンスターを逃すことはしないだろう”と考えると、モンスター・バースのプロジェクトの一つにならなかったら驚きに値する。
情報筋によると、ドラキュラの映画は現代が舞台となり、クサマと複数の作品で組んできたマット・マンフフレディとフィル・ヘイが脚本を手掛けるとのこと。
このニュースは、現在ジェームズ・ワンがユニバーサルのために、タイトル未定の古典モンスターを描く映画を製作しているとの報道後に伝えられた。
またユニバーサルが、ポール・フェイグやエリザベス・バンクス、そしてジョン・クラシンスキーなどの映画製作者と、古典モンスターの単独映画を複数製作する企画を話し合っているとも報じられている。しかし、スタジオの計画に精通している某エージェントは、「彼らが手に付けている作品が複数あるが、すべてが現実になるわけではない」と制していたそうだ。
ユニバーサルによるモンスター映画が将来的に実現するかどうか目にするのを待つ間に、Netflixの『ドラキュラ伯爵』と『透明人間』をチェックしておこう。
『透明人間』は、日本では5月1日より公開スタート。 Adam Bankhurst