賀来賢人を翻弄…アンチ山本舞香で“食わず嫌い”は惜しい深夜ドラマ

賀来賢人を翻弄…アンチ山本舞香で“食わず嫌い”は惜しい深夜ドラマ

 MBSでは2月23日の深夜0時50分から、TBSでは2月25日の深夜1時28分からスタートした全6話の連続ドラマ「死にたい夜にかぎって」。

 高校時代に憧れのクラスメートから「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね」と指摘されたことで、うまく笑えなくなった主人公・小野を賀来賢人(30)が演じている。出会ったさまざまな女性たちに振り回されつつも、次第に笑顔を取り戻していくという物語だ。

 第1回の放送後から話題となっているのが、小野の最愛の女性、アスカを演じる山本舞香(22)の“存在感”だ。

 山本演じるアスカは音楽で成功することを志しているものの、生きていくために変態に自分の唾液を売って生計を立てていた女性である。

「焼き肉屋でたばこを吸いながら『変態に唾を売って生活してるの』とクールに話すアスカの演技は秀逸でしたね。山本がガラス瓶の中に唾を垂らすシーンもあるのですが、決して愉快とは言えないシーンながら、『舞香の唾なら高値で買う人がいるの、分かる』『俺も買いたい』なんて声がネット上には書き込まれていました」(制作会社関係者)

 山本のインスタグラムにも感想が多く書き込まれており、〈キモくてエモいドラマ〉〈秒で夢中になった〉などと褒める声が多い。

「本当にかなり面白いドラマです。器用とは言えない生き方だけど、人と関わっていこうともがく登場人物たちの姿はいとおしく、胸を打たれるものがある。かなり深い時間帯のドラマならではの内容なので万人ウケはしないかもしれませんが、特に若い世代は心揺さぶられるのでは?」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。

「情緒不安定ながらも懸命に生きようとするアスカは、山本さんにぴったり。ただ、いかんせん彼女にはアンチが多い。ネット上には〈山本舞香が出てたらチャンネルを替える〉なんて声もあり、このドラマも食わず嫌いで見ない人が多いかも。たびたびバラエティー番組で見せる仏頂面や、話題になった『舞香んち』発言、極め付きは人気若手俳優の伊藤健太郎さんとのSNSでの“におわせ”からの熱愛発覚が原因でしょうか……」

「舞香んち」発言とは、2019年にバラエティー番組「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演した山本が発した言葉である。番組内で山本は自宅で兄の彼女と遭遇した際のエピソードを披露。兄から「挨拶しろ」と言われた山本は、「は? ここ舞香んちだから、オンナのほうが挨拶しろよ」と返答したという。

 当時、山本のこのトークは〈ヤンキー丸出しで見てて不愉快〉〈性格がキツすぎる〉〈売れたいなら、バラエティーはやめて、今後はモデルと女優だけに専念した方がいい。しゃべるな〉などと非難の的となった。

 とはいえ、山本のインスタのフォロワー数は119万人。アンチも多いがファンも膨大な数である。その生き方を支持する声も多いため、〈ヤンキー〉と言われようとも我関せずで“舞香流”を貫くのがよさそうだ。