東日本大震災から9年…嵐がSNSで発信「復興を応援し続ける」

 2011年3月に東日本大震災が発生して丸9年がたった11日、国民的グループの嵐がSNSで被災地に向けたメッセージを発表した。15年に宮城・利府町のひとめぼれスタジアム宮城で行った復興支援コンサートの写真をアップし「僕らはこれからも皆さんを応援し続けます」と変わらぬ支援を約束。被災地への思いを胸に、活動休止前のラストイヤーを駆け抜ける。

 東日本大震災発生時刻の午後2時46分から1時間後の3時46分、嵐が被災地へ思いを届けた。

 インスタグラムやツイッターに日本語と英語で「東日本大震災から9年が経ちました。今なお大変な状況にいる方、そして復興に向かって頑張っている方がたくさんいらっしゃいます」と投稿。「僕らはこれからも皆さんを応援し続けます。自分たちに出来ることを考えて」とつづった。

 写真は、2015年にひとめぼれスタジアム宮城で4日間計20万8000人を動員した復興支援コンサートの様子をアップ。当時は仙台市内のホテルがファンの予約で埋まり、東北新幹線が増便されるなどして93億円の経済効果を生んだ。

 この日の投稿では「#同じ空の下で繋がっている」「#今日は空を見上げます」の一文も添え、被災地とのつながりを強調。インスタグラムやツイッターに計73万件以上(午後10時半時点)の「いいね」が寄せられた。

 嵐は11年から9年連続で行ったチャリティーイベント「嵐のワクワク学校」で計223万人を動員。収益の一部にあたる20億円以上を被災地などに寄付してきた。

 「ワクワク-」は今後、後輩グループが引き継ぐ予定。5人は年内いっぱいでグループ活動を休止するが、この日のメッセージもあり、何らかの形で復興支援が継続されることが期待される。