三田寛子、フジ連ドラ30年ぶり出演 『アライブ』最終話で佐津川愛美と母娘役

引用元:オリコン
三田寛子、フジ連ドラ30年ぶり出演 『アライブ』最終話で佐津川愛美と母娘役

 女優の三田寛子、佐津川愛美が、19日に最終回を迎えるフジテレビ系連続ドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(毎週木曜 後10:00)にゲスト出演することがわかった。三田が同局連ドラに出演するのは、1990年に放送された木曜劇場『男と女 二ューヨーク恋物語II』(1990年10月~12月)以来、30年ぶり。三田はステージIIIの食道がん患者・橘千寿子(たちばな・ちづこ)を、佐津川は千寿子が女手一つで育ててきた娘・橘麗奈(たちばな・れな)をそれぞれ演じる。

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 同ドラマは腫瘍内科医の恩田心(おんだ・こころ/松下奈緒)と消化器外科医の梶山薫(かじやま・かおる/木村佳乃)の女性医師2人がタッグを組み、“がん”に立ち向かっていくメディカル・ヒューマン・ストーリー。

 千寿子は抗がん剤治療の効果がみられ、手術ができる状態になったことを心から説明を受ける。しかし、「手術を遅らせてほしい」という千寿子。女手一つで育てた娘の結婚式に出席したいためだと理由を明かすが、「手術は早めにやったほうがいい」と心は助言する。それでも千寿子は「離婚してから仕事一筋で迷惑ばかりかけてきたので、結婚式だけは予定通り挙げさせてやりたい」と強い意志を示す。

 一方、麗奈は「自分の結婚式よりも母の命が大切なので、手術は予定通りやってほしい」と心に訴える。そして、心は阿久津から国立がん医療センターへの移籍の話を持ち掛けられるが悩んでいた。腫瘍内科における最先端の環境で研究や治療ができるチャンスだが、最高のパートナーである薫から離れる決断ができない。かけがえのない存在だからこそ言い出せない、それぞれの想いが交差する。

 三田は「現場、いいですよね! 昔から収録現場が大好きなんです。当時はスタッフのほとんどが年上でしたが今回は年下の方が多いので緊張しています。他にも女性のスタッフの方が増えたな、とか変化を見つけては、うれしい反面ドキドキしています。佐津川さんにも『いま現場はどういう感じですか?』なんて、いろいろ質問してしまいました。でも30年の時間はあっという間です」と現場の変化も楽しみつつ満喫。

 「『男と女 ニューヨーク恋物語II』では、今でも年に2、3回同窓会をやっていてよく会っています。会う度に『昨日の事みたいだね!』なんて話していますが、もう30年もたっているなんて…浦島太郎の気分です(笑)」とうれしげに語った。

 また佐津川は「治療をされているご本人も大変かと思いますが、自分自身の経験から周りにいる方も大変です。今回は娘にとっては母が頑張って生きようとしてくれることが生きがい、お母さんにとっては娘の幸せが生きがい、お互いの思いが相乗し合っている関係です。ごらんいただいた方が希望を感じていただけたり、少しでも前向きになれたりする、ひとつのきっかけになれたらうれしいです」とメッセージを寄せている。