星野源、日本アカデミー賞授賞式“名トス”の真意 『ANN』仲間の岡村隆史&菅田将暉と同じ円卓「居心地がいい」

引用元:オリコン
星野源、日本アカデミー賞授賞式“名トス”の真意 『ANN』仲間の岡村隆史&菅田将暉と同じ円卓「居心地がいい」

 シンガーソングライターで俳優の星野源が、10日深夜放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン(ANN)』(毎週火曜 深1:00)に出演。6日に行われた『第43回日本アカデミー賞』授賞式で、話題賞の俳優部門に選出された星野だが、同じ『ANN』パーソナリティーである菅田将暉が優秀主演男優賞、ナインティナインの岡村隆史が優秀助演男優賞、話題賞の作品部門にノミネートされており、3人で同じ円卓を囲んでいたことから「非常に楽しい円卓でした」と声を弾ませた。

【写真】2冠を目指してピースサインを決める岡村隆史

 星野は続けて「僕は話題賞で受賞が決まっているので、緊張感がないんですけど、岡村さんは緊張されているんです。ノミネートから最優秀の発表とか緊張あふれているので、ベラベラしゃべっていたら申し訳ないなというのもあって。お2人と自由にお話するより要所要所でお話をして、ただ水を飲むという感じでした」と回顧。「1回だけ岡村さんが、これどうですかって、フリスク的なものを2人に分け与えてくれて、口の中をさわやかにしてくれました。『おげんさん』(『おげんさんといっしょ』)的には高畑充希ちゃんも授賞式にいたりして、非常に楽しい場でした」と充実感をにじませた。

 自身の心境については「非常に気軽な気持ちで。話題賞ということもあって、菅田くんと岡村さんがとなりにいるっていうのが非常に楽しくて。居心地がいい感じでしたね」としみじみ。岡村が『てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡』の演技で『第34回日本アカデミー賞』の話題賞俳優部門を獲得した際、ステージで緊張してしまい「はなはだ簡単ではございますが、うれしいお言葉とさせていただきます」と迷スピーチを残し、現在も番組のネタになっていることを踏まえて、今回先にスピーチを行った星野が「はなはだ簡単ではございますが、うれしい喜びのスピーチとさせていただきます」と絶妙なトスをあげていたが、本人の口から舞台裏が語られた。

 「岡村さんには散々ラジオパワハラをされたということでね(笑)。番組内で『組織票をくれ』と言われると、僕も菅田くんも組織票なんじゃないかと疑われるわけですよ(笑)。こちとら、真剣に俳優の仕事をやっているわけです(笑)。とはいえ、やっぱり岡村さんはANN全体を盛り上げるという気概にあふれまくった方なので。番組始めた時も『写真がいいから』って番組に呼んでくれたり、歌謡祭に出させてもらった時もグッズの売れ残りを僕のせいにされたり。100%岡村さんのせいですが(笑)。そういう風にふっかけた後、岡村さんのラジオリスナーが、こっちも聞いてくれるわけですよ。それがラジオ全体の活性化につながる」

 その上で「あの伝説のスピーチを言うのは(当時の岡村と同じ話題賞の俳優部門に選出された)オレだろうと。何かを言いたいけどっていう時に『はなはだ簡単ではございますが、何々とかえさせてもらいます』という表現は合っているわけですよ。それをちゃんと言おうと思って」と笑い声で回顧。「あの言葉を言った後の岡村さん、非常にステキな顔をされていましたね。良かったと思って。岡村さんも言われていたので、なんとなく良いフリになったんじゃないかな。最初の部分はラジオリスナーだけがニヤッとしてくれたらいい。その後に岡村さんも言ってくれたことで、あの場でもフリになった」と思いを伝えていた。