石川さゆり 大河ドラマ「麒麟がくる」出演は「紅白歌合戦みたいな感覚?」

引用元:TOKYO FM+
石川さゆり 大河ドラマ「麒麟がくる」出演は「紅白歌合戦みたいな感覚?」

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。3月10日(火)の放送は、歌手・石川さゆりさんが登場。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影や、家族内のルールについて話してくれました。坂本:今、さゆりさんは「麒麟がくる」の撮影でも忙しいのではないでしょうか?

石川:そうなんですよね。明智光秀のお話である「麒麟がくる」というのが今年の大河ドラマなんですけど、光秀のお母さん役をやらせていただいています。最初は「えっ、私でいいんですか?」って。

だって、大河ドラマって本気じゃないですか。本気って言い方は変だけど(笑)。NHKが一年をかけて作る、一番大きなドラマ。私は最初はその感覚がわからなくて、「大河ドラマが決まりました」って発表になったら、「おめでとうございます」って、いろんな方が連絡をくださるんですよ。“なんだ、これは!”って。

もしかして、これって私たち歌い手の世界でいう「紅白歌合戦」みたいな感覚なのかな? って。それくらいとんちんかんな感じで入っていったんですけど。でも、やったことがないことは面白いのかなと思って、いい年して何も振り返らずにお受けしてしまって。

坂本:この年で大河に出られて……すごいタイミングですよね。

石川:不思議な巡り合わせをいただいているのかなって気がします。

(中略)

坂本:お家のここにこだわっています、ということはありますか?

石川:我が家はおばあちゃんと娘と私で暮らしているんですけど、「いってきます」と「ただいま」は絶対に大きい声で言いますね。うちの娘が「ただいま」って玄関先で言うでしょう? 「おかえり」って声が聞こえないと、「ただいま! ただいま! ただいま!」って、ずっと言いながら入ってくるの(笑)。

坂本:(「おかえり」が)聞こえるまで(笑)。

石川:私も玄関で「いってきます」って言うんですけど、返事が聞こえないんですね。そうするともう1回部屋に入って、「おばあちゃん! いってきます!」って(笑)。

坂本:いいルール。それって、「ルールにしようね」って話があったんですか?

石川:そういうわけではないですね。子どものときから、あいさつはすごくうるさく言われたんですね。

2年ほど前に、私も朝が早かったので“母を起こしちゃいけないな”と思って、大きい声で「いってきます」と言わずに出かけたことがあって。その日の公演を終えて夜中に帰ってきたときに、弟から「母親の具合がすごく悪い。今日はずっと自分の部屋で寝ていたみたいで、誰も気づかなかった」と電話がかかってきて、びっくりしたんです。そのときに、やはり朝のあいさつは大事なんだなって。そのときの「ただいま」って言ったときの感じで、家族の心のコンディションのようなものがわかるじゃないですか。

石川さゆりさんの最新アルバム『粋~Iki~』は、現在発売中。詳しくは公式サイトをご覧ください。

(TOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」3月10日(火)放送より)