GLAY・TAKURO「TERUいわく『100周年まで頑張る』と。メンバーが世襲制でしょ

引用元:TOKYO FM+
GLAY・TAKURO「TERUいわく『100周年まで頑張る』と。メンバーが世襲制でしょ

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週火曜日は、慶應義塾大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純さんとお届け。3月10日(火)の放送では、ロックバンド「GLAY」のギタリスト・TAKUROさんをゲストに迎え、思春期をテーマにお送りしました。

若新によると「人が才能や可能性と向き合うのは思春期がピーク」。言葉や計算など、人としての基本を組み立てていきながらも感性が鈍っていない思春期は、特別な時期だと言います。

TAKUROさんは、どんな思春期を過ごしたのか……すでに6歳の頃に自立を目指していたそうで「当時、自分のなかで不満や憤りがあり、そこを飛び出して、自分で責任を取ってコントロールできる大人になりたかった。“思春期なんかとっとと終わっちまえ!”と思っていた」と話します。

母がアマチュアのシャンソン歌手で、小さい頃から音楽に囲まれていた環境だったというTAKUROさん。思春期特有のモヤモヤは作詞作曲、週末のライブで発散していたと言います。

当時の原動力は“地元・函館の外には東京というまだ見ぬ世界がある”というもの。しかし上京してからの最初の3年は「やさぐれた」。知り合いもツテもない異郷で自身らを支えたのは「バンドメンバー同士で長所を伸ばし合えばメシは食える」という発想だったそう。

この考え方は現在も続いており「『僕はどれくらいのご飯を食べて、ひと月にどれほどのお金があればいいんだろう』と今も考えている。GLAYをワイワイ楽しく続けることが自分の人生のテーマ。それから逆算して、どれだけ稼げばワイワイいけるのか」とTAKUROさんは話しました。

思春期の自分に伝えたいことを問われ、TAKUROさんは「自分と仲間と音楽を信じていけば、こうしてデビュー25周年のアルバムを出すことができるようになる。信じた道を行きなさい」とかつての自分にエールを送ります。

昨年5月にデビュー25周年を迎え、3月11日(水)にはこれを記念したベストアルバム『REVIEW II ~BEST OF GLAY~』をリリースするGLAY。TAKUROさんは、これまでの活動を振り返り「決して生産的でないバンドというものを一生懸命にやるその姿こそ、僕らが伝えたいメッセージ。面倒くさい人と人とのやりとりを超えたとき、熱さや達成感というすごいものが待っていると伝えたいんだと、25年やっていて思う」と熱弁します。

たかみなが「この先もずっとGLAYの背中を見せてもらえるのか」と尋ねると、TAKUROさんは「らしいです。(ボーカルの)TERUさん曰く、100周年まで頑張ると。それ、メンバーが世襲制になっているでしょ(笑)。行けるとこまで行きます」と笑顔を見せていました。

(TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」2020年3月10日(火)放送より)