横粂勝仁氏が政治家の“逃げのメカニズム”を解説

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
横粂勝仁氏が政治家の“逃げのメカニズム”を解説

 弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏が3月9日、秘書らが公職選挙法違反の疑いなどで逮捕された河井案里議員の例を挙げ、政治家の逃げのメカニズムを解説した。

 横粂氏はこの日、タレントで元総合格闘家の高田延彦とともにMCを務めるインターネット配信番組「高田横粂の世相談義」に出演。番組では高田が疑問に思う、政治・社会・スポーツといったさまざまなジャンルのニュースについて語り、そこに横粂氏が弁護士かつ元衆議院議員という立場ならではの解説を加えていく。

 横粂氏は高田の「広島の夫婦はまだ何もしゃべっていない」という疑問に「いつも疑われた側の政治家は捜査の支障になるから話せませんというが、本当は弁護の支障になるから話せない。(河井氏も)いま、ポロポロといろんなものが出てきているが、出る前に、“一切関わってません”とか“指示してません。選対には接触していません”と言った後にそれに反する証拠が出てきたら全部崩れてしまうので何も言わない。かといって先に関与したことを言っちゃうとその証拠が出てこないかもしれないので、言ったら損。だから言わないのがベスト。ということで弁護に支障があるから言わない」「元気な姿を現すと毎回いろいろと聞かれる。病気というと誰も何も言えないから病気になったことにする。適応障害は本当に適応障害で苦しんでいる方に誤解があってはいけないけど、政治家の適応障害は私はダメだと思っている」などと話した。

 また高田が「甘利さんも入院が長かった。出てきてもなんの釈明もない」と言うと横粂氏は「捜査の最中は“捜査に支障”といって喋らず、判決が出た後も控訴とか上告をしてその間も“裁判に影響がある”といって話さない。その後、失職したりすると“話す立場じゃない”といって話さない。話すと見せかけてずっと話さない」などと政治家の常套手段を解説した。

 同番組は、元総合格闘家の体育会系・高田と、トークバラエティー番組「バイキング」(フジテレビ系)などでコメンテーターを務める東京大学法学部出身の横粂氏が「今現在、高田延彦が気になっている時事ネタ」を徹底討論するワイドショー番組。

 次回は4月13日に生配信の予定となっている。